モモンガ通信2020年(第2期) デジタル写真自家カラープリントとか横浜とかフラメンコとか・・・のどかさんの日常ヨタ話


2020年第1期 ← モモンガ通信 2020年第2期 → 2020年第3期



#38
2020年4月2日(木)
「0SIM(ゼロシム)サービス終了を受けて、SIMの整理 その1」

今日はスマホの格安SIMの話よん。

500MBまで無料で使える高速モバイル通信サービス「0SIM(ゼロシム)」がことし2020年8月31日をもってサービス終了することになりました。

提供を終了する理由について「モバイル通信の選択肢が増える中で、一定の役割を果たしたため」などと説明していますが、正直言って儲からない商売、ビジネスモデルとして失敗だったのでしょう。

公式の説明によると、6月から8月31日までの期間に、0SIMの専用ページ「ユーザWebメインメニュー」にてnuroモバイルへの移行手続きが行えます。下記の条件を満たすと「nuroモバイル」への移行が可能とのことです。

・SIMカードサイズを変更しない
・契約プランを変更しない(例:音声プラン→音声プラン)
・契約回線を変更しない (ドコモ回線→ドコモ回線)


どうするよ?

いまメインで使っているSIMはLIBMOのライトプラン(音声通話つき)なのですが、正直ライトプランの最高速度200Kbpsというのはストレスがたまってきました。外出先でGoogleマップすらまともに使えない。やはり高速通信が使えたほうがいいな、と正直思ったのであります。1ヶ月あたり3GBぐらいあると安心でしょうかね。

これを機に、スマホの料金プランを見直すことにしようと思います。

まず、nuroモバイルにはあまり魅力を感じないので0SIMはサービス終了と同時に使うのをヤメることにします。いまはタブレット端末を使うこともないのでもうメイン回線に一本化、ということで支障はないでしょう。

メインで使っているのはLIBMOですが、ここの上位プランは値段的にメリットがあまり感じられません。3GB/月コースで、音声対応SIMが税込1,738円。他に移るのもアリですが、そうすると契約時の事務手数料が莫迦にならない。

OCNモバイルONEに戻ろうか。私は自宅のネット回線がOCN光なので、割引がつかえる。3GB/月コースで、音声対応SIMが税込1,408円だという。ネックになるのは初期費用です。初期手数料が税込3,300円、SIMカード手配料が税込433円。ううむ。

ということで

(1)LIBMOの料金プラン変更 ライトプラン→3GB/月
(2)OCNモバイルONEへの移行

のいずれかにしよう・・・と思っていたら、楽天モバイルがドコモ、au、ソフトバンクモバイルにつぐ第四番目のキャリアとして今年4月からサービスを開始するというニュースが飛び込んできました。

楽天モバイル、どうよ?

月額2,980円でデータ使い放題ですって。インチキくさいな(笑)。楽天モバイルにはいわゆるプラチナバンドの割り当てが無く、1.7GHz帯でのサービスということで、電波の入り具合としては(懐かしい話になるが)ドコモのシティフォンのようなものであろうか。周波数的に遮蔽物に弱い。屋内と地下は全滅的な感じになるであろう。



楽天モバイルのキャンペーンチラシ

すでに胡散臭いぞ!




ううむ。もうしばらく悩もう。










#39
2020年4月5日(日)
「0SIM(ゼロシム)サービス終了を受けて、SIMの整理 その2」

前回、使っているスマートフォンのSIMを今後どうするかという問題について

(1)LIBMOの料金プラン変更 ライトプラン→3GB/月とか
(2)OCNモバイルONEの再契約
(3)楽天モバイルの新規契約

のいずれかにしようと結論づけたのですが、やはり本命は(2)OCNモバイルONEの再契約だな、と思いました。私は家の光回線がOCNなので、月200円の割引が適用されるのです(OCN光モバイル割)。これは大きい。

さっそくOCNモバイルONEの料金プランを調べてみると、以前契約していたものとは違うプランが並んでいます。どうやら2019年11月に新コースを発表し、料金体系を刷新したらしい。

ざっと見たところ従来コースよりもさらに月額料金が得になった新コースでは、1GB〜30GB/月コースまで豊富なプランが選べるといったかんじで、悪くないように思われる。

しかしネットサーフィンしながら情報収集していると、OCNモバイルONEの評判が芳しくない。

(1)新コースの導入で低速使用時の使い勝手が改悪された
(2)グローバルIP採用でスマホのバッテリーの持ちが悪い

詳細は割愛するけれどもかつてOCNモバイルONEといえば「低速最高」という評判でたとえばRadikoを延々と聴き流したりということができたが、新コースではそういう使い方をする「低速ヘヴィ・ユーザー」を除外する方向になっているようだ。

スマホのバッテリーの持ちが悪い、というのも気になるな。

それでも

・データ容量1GB
・最低利用期間、違約金なし
・通話SIMが税抜き980円(OCN光モバイル割適用時)

というのは魅力的だな。ちなみにデータ容量3GBにしたときの値段は1,280円。やはりこれが本命だな。

ただ、ここで一気にカタをつけられないのは楽天モバイル(MNO)のサービス開始が控えているからなのであった。
月額2,980円でデータ使い放題、楽天Linkというアプリを介することで通話も無料、などという「ホントかよ的プラン」が1年間無料(300万人)だというのだ。モバイル好きとしてはこの、第4のキャリアとしてサービスをはじめる楽天モバイルが気になって仕方がない。

おとなしくOCNモバイルONEにしておけ!という心の声が聞こえる一方で、楽天モバイルに突入して一年間のお祭りに参加したいという気持ちも強い。新キャリアが参入するという貴重なタイミングを、全国のマニアとともにフィーバーしたい。

ううむ。どうしよう。

私はなんとなく「1年間、楽天モバイルを使ってみて、正式な乗り換え先は1年後に判断するというのでもいいかな」みたいな気分になってきています。まずは楽天モバイルがどんなものなのかを1年間かけてじっくり遊びたいのですよ。楽天モバイル(MNO)申し込んだ方、います?私は駄目なサービスなのを覚悟のうえでチャレンジしてみる気マンマンになっております。










#40
2020年4月8日(水)
「0SIM(ゼロシム)サービス終了を受けて、SIMの整理 その3」

楽天モバイルは3月4日(だったかな?)からネットで受付を開始しました。私も覗いてみたのですが初日はサーバーが落ちまくり、っていうかトップページすら表示されない。これは駄目だな、と早々にあきらめました。ところがご近所の商店街にも楽天モバイルのショップがオープンしているということを知るにおよんで、


「とりあえず説明だけでも聞いてみるか、とりあえず」


と、「とりあえず魂」を発揮してショップに足を踏み入れたのであります。

入り口でモモンガ立ちをしている私を見つけてショップおねーさんがすぐに反応、私も席に案内されました。「新規契約したいのよ」とフランクに言うと、手短に料金プランを説明してくれました。いちおう事前情報としてネットであらましは知っていたけど、実際に聞くとマジかよ大丈夫なのかよ的な不安すら感じさせるすさまじい料金プランであります。


・プラン料金は月額2,980円、300万人は一年無料。
・楽天回線エリア完全データ使い放題。
・パートナー基地局接続時は2GB/月、超過後は最大128kbps。
・Rakuten Linkアプリを使用すると国内通話かけ放題。



楽天モバイルの料金プラン等詳細のチラシ

詳しい説明をうけてきた!




など。データ使い放題ってどういうこと?すごい大盤振る舞いではないか。


なお、無線マニアな私(こう見えて第三級アマチュア無線技士だ!!)としては、楽天モバイルが使用する電波帯が遮蔽物に弱い1.7GHz帯でのサービスということで、屋内や地下街では圏外になりまくるであろうと容易に想像できるのでありました。

しかし1年無料なら使ってみたいッ!!ぜひとも率先して試してみたいではないか!!さいわいウチは品川区ということで楽天基地局をつかんでくれそうな感じだ(実際には試してみないとわからない)。

しかも端末にRakuten Miniという超小型軽量のスマホがあり、これが実に魅力的であります。私は小さい無線機が変態的に好きなので、

高さ106.2mm
幅53.4mm
重量79g

というのはすごくピンポイント気味に私の心をゆさぶるのであった。ということで


そ の 場 で 予 約 完 了


であります。このあとの流れとしてはメール連絡がくるのでそれにしたがってweb上で正式な手続きを行い、本契約が成立した後には(4月8日以降に)順次、端末が自宅に届くとのこと。

楽しみに待とうと思います。










#41
2020年4月12日(日)
「Rakuten Miniについて」

ということで今回、楽天モバイルの小型端末、Rakuten Miniを導入しました。

スペック

製品名:Rakuten Mini
色:ナイトブラック / クールホワイト / クリムゾンレッド(※現時点では未発売)
サイズ(高さ/幅/厚さ):約106.2 x 約53.4 x 約8.6 (mm)
重量:約79g
ディスプレイ:サイズ / 種類 約3.6インチ / TFT  解像度 HD / 1,280 × 720
連続待受時間(LTE):約160時間
連続通話(通信)時間(LTE):約5.4時間
CPU:QualcommR Snapdragon? 439 / オクタコア 2GHz + 1.45GHz
OS:Android 9 Pie
内蔵メモリ(RAM / ROM):3GB (RAM) / 32GB (ROM)
メインカメラ(外側):約1,600万画素
フロントカメラ(内側):約500万画素
バッテリー容量:約1,250mAh
ワイヤレス充電:非対応
おサイフケータイ / NFC:対応/対応
防滴 / 防塵:対応 (IPX2 / IP5X)
生体認証(指紋 / 顔):非対応/対応
VoLTE(Rakuten, docomo, au, SoftBank):対応 / 非対応 / 非対応 / 非対応
Wi-Fi規格:IEEE802.11 a/b/g/n/ac
テザリング(Wi-Fi):8台
付属品:ACアダプター / USB Type-Cケーブル / 3.5mmイヤホン変換アダプター / ユーザーガイド(保証書)


私は小さいトランシーバーやラジオがことのほか好きで、アマチュア無線機はアイコムのIC-P7、アルインコDJ-S42という機種を使っています。最小限のサイズで必要な機能を発揮する無線機にはなんともいえないロマンを感じるのであります。

携帯電話にも同じことが言えて、コンパクトな機種を好んで使っていました。docomoのノキア NM705i、SoftBankのサムスン 709SCなど、とにかく小さい筐体の電話機がお気に入りだったのです。



スマホサイズ比較写真

右側が楽天ミニ。これまでLIBMOで使ってきた端末よりもかなり小さいです。




スマホに関しては「画面サイズ=使い勝手の良さ」みたいなところがありますから、画面が小さいコンパクトタイプというのは逆に使いにくいだろうし、老眼にもつらいだろうと思うのですが、今回は思い切って3.6インチのRakuten Miniを購入したわけであります。無線マニア的には約1,250mAhというバッテリーのサイズにすさまじい不安を覚えるわけであります。おそらく1日もつかもたないかがビミョーなバッテリー的スタミナであろう。対策としてはモバイルバッテリーでも用意して出先での充電池切れに備えるよりほかにないであろう。

肝心の楽天モバイルMNOの電波ですが、自宅では問題なく電波をキャッチできています。家の中では圏外!みたいなネタを期待していたのでちょっと拍子抜けしています。楽天モバイルのメイン電波は1.7GHz帯でのサービスということで、周波数的に遮蔽物に弱い。私の部屋は奥まったどんづまりの角部屋、四方を高い建物に囲まれているということもあり非常に不利な状況にあると踏んでいたのですが、まったく問題なかった。

ということで今後のメインスマホはRakuten Miniであります。とりあえず楽天モバイルが無料の1年間、この端末を使い込んでみます。1年後には月額2,980円(税抜き)が発生しますから、それに見合うだけの内容なのか、じっくり調査してみようと思っています。










#42
2020年4月16日(木)
「モバイルPASMOのサービス開始」

私の工房は東京都品川区にあり、私は東急線ユーザーであります。

というだけでウクレレを手に野口五郎の「私鉄沿線」(←名曲だ!!)を歌いたくなってしまうのですが、今日は音楽の話ではありません。

関東近郊の鉄道会社・バス会社を中心に普及しているのが、交通系ICカードの一つである「PASMO」(パスモ)であります。切符やお財布がわりに使える非接触型のICカードでありますな。キャラクターのロボットがなかなかかわいいのであります。


パスモ(公式)
https://www.pasmo.co.jp/


似たようなものとしては先行してJR東日本の「Suica」(スイカ)があり、主にJR東日本の利用者、並びにJR東日本と私鉄を乗り継ぐ人々が使っています。

私は知らなかったのですが、いわゆる「おサイフケータイ」の、モバイル対応していたのはSuicaだけで、PASMOはこれまで非対応だったのだそうです。

そしてようやく、この2020年3月18日「モバイルPASMO」がサービス開始となったのであります。


しかし正直に言うよ。私は電子マネーの類には疎いんだ。

とりあえず東急線をはじめ鉄道には乗るからICカードのPASMOを使っているけれども(それも、1枚は酷使して読み取り機能をダメにしたので現在は2枚目を使っているぐらいのヘヴィ・ユーザー)、WAONとかnanacoとか、いろいろあるのは名前を知ってるだけで(持ってるだけで)使ったことはない。

ましてや「おサイフケータイ」なんて怖くて試したこともない。


・単体のICカードなら紛失しても被害が最小限だがおサイフケータイを紛失したらダメージが大きいのではないか
・電子マネーなんて種類が増えれば管理が面倒になるから、PASMOだけあれば充分ではないか
・QUICPayとか楽天EdyとかIDとか、自分が使うのはなんか怖い(漠然とした不安)


みたいな気分があって、どうも気が乗らないのであった。いつもニコニコ現金払いが安心でいいや、みたいな。

しかし携帯電話を使って約20年、紛失したことがあるかと言われれば決してそんな経験はないのであって、携帯電話をなくす、というのはよほどのことがないと発生しないだろうなという気はする。

そうこうしているうちに政府が2019年10月1日の消費増税に伴い「キャッシュレス・消費者還元事業」などというのをはじめたことで、私は完全に乗り遅れたというか、取り残されたのであった。


キャッシュレス・消費者還元事業
https://cashless.go.jp/

消費税率引き上げ後の9カ月間に限り、中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元を支援する事業


ということで、とりあえず、モバイルPASMOだけ実験的に採用してみようかな、と思うのであった。チキンなのでもうちょっと情報収集してからにするよ。やってみた暁にはまた報告できればヨイかな、と思っています。










#43
2020年4月18日(土)
「デニーズでテイクアウト」

2020年4月13日の月曜日から5月10日の日曜日まで「テイクアウト限定 デニーズの食事応援」というキャンペーンが行われているらしい。

さっそくネットで調べてみました。デニーズの公式サイトに出ていました。

テイクアウトで、お子様メニュー3品が半額、テイクアウト全品が20%オフというすさまじい破壊力がポイントであります。これはいいではないか!!

こちらの状況といえば、毎日部屋にたてこもって3度3度の食事をつくるわけですが、自分のつくる料理にいいかげん飽きてきたところであります。

だいぶ前にモモ通で、「自転車に乗ってデニーズのモーニングセットを食べにゆく計画」なんていうのを書いたことがありました。

さすがにテイクアウトで自転車にのってゆくと帰りに持ち帰る際に料理がひっくり返ってしまいそうですから、歩いて受けとりに行くことになるであろう。近所のデニーズまでウチから2.5kmくらいなのです。

よく、オートバイツーリングの途中にデニーズに立ち寄った時に食べていたメニューである、「ハンバーグカレードリア」が通常税込846円のところ、税込677円になっていると聞いてはじっとしていられません。



ハンバーグカレードリア

写真は公式サイトより拝借。おいしいんですよねコレ。




ネットで事前に予約しておいて、指定した受取時間に行く事でサラリと取引ができると知り、さっそく注文してみました。

受け取りは翌日の昼11:30に指定して、と。お金を払って12時過ぎに帰宅すればランチに丁度良いであろう。

そして迎えたテイクアウト当日。早朝に「ご注文を承りました」メールがとどきました。店頭で、スマホでこのメールをスタッフの方に見せればヨイらしい。

マスクをしたモモンガさんがテクテクと歩いてデニーズにゆく。コロナウイルスがなければ自転車で出かけて現地で食事を済ませるところだ。でも今回はテイクアウトだから安いのである。

無事に持ち帰るまでは油断できない。

11:25にデニーズに到着。ネットで注文した料理をとりにきたことを告げると、すぐに持ってきてくれました。おお!私の好きなあのハンバーグカレードリアであります!!お会計を済ませてサラリと立ち去る。

2.5kmの距離を歩いて自宅に到着。さっそくランチにいたしましょう。さすがに40分歩いてきたから冷めてるZE。もういっかいチンしてもいいけど不味くなるからなあ。とりあえず20秒だけ温めてみた。あらかじめ用意しておいたサラダを冷蔵庫から出し、テーブルに並べました。ドリンクはアクエリアスを用意。

では、いただきます。

美味ィ!!そうそう、これだよこれ。この味ですよ。まごうことなきデニーズのハンバーグカレードリアですよ。スーパー高カロリーだとわかっちゃいるが、これがもうやめらんない!!マジおいしい。わしわしと食べながらオートバイ・ツーリングに出た先のデニーズでおいしくいただいた想い出に涙するわたくしであった。

やっぱりデニーズはファミレスの王様ですよ。マジおいしいわ。最高ぅ。

ということで、このテイクアウトのキャンペーンは5月10日まで行われているというので、あと一回ぐらい注文するのもアリかなと思うのであった。いやあ贅沢しましたよ。最高にシアワセであります。ありがとうデニーズ。大好き。近所にデニーズがある方、ぜひテイクアウトをおためしください。おすすめですぞ。










#44
2020年4月21日(火)
「おサイフケータイについて調べる」

モバイルPASMOの採用を検討するにあたって、まずはネットで事前学習。そもそもおサイフケータイって何?FeliCaって何?というところから私の旅はスタートするのであります。


FeliCa Networks おサイフケータイについて
https://www.felicanetworks.co.jp/osaifu/

同上 おサイフケータイについて おサイフケータイの特徴
https://www.felicanetworks.co.jp/osaifu/feature.html


テクノロジーについてはおおよそ上記サイトの情報で充分なかんじであろうか。要するに非接触型ICカードが無線を利用して各種電子マネーを活用できると。ふむ。

より大きな問題は個別の電子マネーサービスがどういったものか、でありますな。むしろそっちが重要な気がする。

モバイルPASMOに限って言えば、要するにこれまで単体のICカードでやっていたことを、携帯電話(っていうかスマホ)の付帯機能でやる、ということにすぎない。

問題はチャージの方法であろうか。PASMOは前払いの電子マネーなので、事前にお金をチャージしなくてはならない。

基本的な話としてサ、駅の券売機でチャージするわけじゃん。券売機にはPASMOを入れる挿入口があって、そこにICカードを挿入してチャージ金額を指定して現金を投入する。

それって携帯電話だとどうすんの?(ハテナ?)

ここで登場するのがクレジットカードを利用するチャージということで、さすがの私もこのへんの説明から緊張してくるのであります。私はふだん


ICカードの残額が2千円を切ったら2千円チャージする


みたいな使い方をしているわけですが、それを端末上の操作で行うということらしいよ。

個人的にはいつもニコニコ現金払い、銀行で2千円おろしてただちに現金チャージするから怖くない、みたいなところがあります。クレジットカードはあとから請求が来る、っていうのがどうも苦手なんだよなあ。現金だろうとクレジットカード払いだろうと、結果としては一緒なんだけど、なんか心理的にネ。「あとからカードの引き落としが容赦なく行われる」っていうのが怖いと感じてしまう。

まあでもよくよく考えてみれば、行動範囲が同じなら引き落とされる額はいま現金で払っている額とかわらないのであって、結果として支払う月々の交通費は変わらず、逆に支払日がカード引き落とし日に統一できるという意味でモバイルPASMOは便利なのかもしれないな。

ううむ。試してみるか。










#45
2020年4月24日(金)
「Rakuten MiniにモバイルPASMOをセットアップして、おサイフケータイで颯爽とGO!!」

おサイフケータイについてリサーチしてみた結果、ひとまず、とりあえず、モバイルPASMOをRakuten Miniに入れてみることにしました。それ以外の「何とかペイ」は、今回はスルーします。

PASMOなら事前チャージだし、使い過ぎてあとで発狂する、ということもないであろう。電車やバスに乗るときに改札口でスマホをかざす、というのをやってみようではないか。

モバイルPASMOの公式サイトを見ながら、なんとかセットアップが完了した。最初にカード払いで3千円をチャージ完了。アプリを見ると無事に残高表示が3千円となった。思わず部屋の中で仁王立ちするわたくし。



モバイルPASMO起動

アプリをインストールしました




しかし実際に改札を通ってみないと意味が無いのである。実際に使ってみない事には、なんともコメントしづらいのである。

いまは緊急事態宣言が出て自粛を要請されているところであるから、とりあえず、こんどの通院dayまではどうすることもできない。

待つこと数日。いよいよ通院の日がやってきました。

いろいろと疑問なのである。たとえば、改札を通るときはスマホでPASMOのアプリを立ち上げておくのか?みたいなことを思うのですよ。それともアプリは起動していなくても通れるのであろうか?そのへんがよくわからない。公式サイトにも書いてない。うむ、緊張するではないか。

とりあえず私は、改札を通る人の波が去るのを待って、ガランとあいた状態になってから、おそるおそる、改札にスマホをかざして駅に入ろうと試みたのであります。

「ぴっ」(改札の作動音)

やった!私はついにスマホでおサイフケータイ・デビューしちゃった!!どうやら改札の出入りの際にアプリを起動しておく必要は無いらしい。

電車にのり、クリニックのある駅に出る。こんどは改札から外に出るのだ。自動改札機にスマホをかざす。

「ぴっ」(改札の作動音)

おおっ!無事に運賃が引き落とされ、私は何の問題もなく改札を出ることができたのであります。いいではないか。すごいではないか。テクノロジーではないか!!

帰りは「スマホにBluetooth接続したイヤホンで音楽を聴きながら改札を通れるのか」などの実験を行う。まったく問題なく、音楽を聴きながらでもおサイフケータイは動作することを確認できました。

モバイルPASMOの利点としては、チャージするのに現金を用意して券売機に並ぶ必要がない、ということでしょうかね。

なんにせよ私もいよいよもってモバイルPASMOユーザーとなり、おサイフケータイを使う身になったのでありました。ひとまずモバイルPASMOだけ使えればいいや。他の電子マネーはやっぱり不安なので、試すのはもうちょっと先にするよ。










#46
2020年4月27日(月)
「モバイルPASMOをコンビニで使ってみる」

モモンガウォッチャーの皆様はコンビニは利用されるであろうか。私は、あまり使わないのですよ。楽譜のコピーをしに行くとかいう用事で利用することはあるけれど、あまり買い物はしない。スーパーマーケットに較べて割高ですからね。なんかコンビニで買い物をするのは抵抗がある。ときどき、近所のセブンイレブンでおにぎりを買うことはある。発作的に御赤飯とか食べたくなるじゃん。そういう時に利用します。

さて、PASMOは街中のコンビニでの支払いにも使えるらしい。私はJRの駅構内にある「NewDays」でドリンクを買う際に使ったことがあるけれども、セブンイレブンでも使えるらしい。

ということで近所のセブンイレブンに行き、モバイルPASMOによる支払いというのをやってみた。

サンドウィッチを選びレジに並ぶ。緊張しつつもフランクに「PASMOで」と言い、FeliCaのタッチ端末にスマホをかざすだけで、非常にスムーズに支払いができるのであった。

だから何?という話かもしれない。でも私は妙に感動しちゃったんである。電話機(っていうかスマホ)で事前にクレジットカードでチャージして駅の改札を通ることができてコンビニでも買い物が出来ちゃう、ということに今更しみじみと感動しちゃったのんである。おサイフケータイなんていうのはガラケーの時代からあったものなので、世の中から15年ぐらい遅れている感じであろうか。

調べてみたら近所にあるスーパーマーケットのサミットストアでもPASMO支払いに対応しているらしいので、次は試してみるか!と思ったりするのであった。マジでお財布要らないじゃん。


※サミットポイントカードの付与対象外になってしまうのが難点(涙)


月末など、お財布の中の現金が乏しい時でも、PASMOの残高があればスーパーマーケットでも買い物ができるというのはいいかもしれないですな。

私は物事が複雑になると発狂するので、とりあえずスマホで使う電子マネーはモバイルPASMOだけでいいや、と思います。他にも「何とかペイ」というのはいろいろあるけど使いこなせる気がしないので、ヤメておきます。










#47
2020年4月29日(水)
「やっぱり12弦ギターがほしい」

私は昨年の夏、手元にあるギターの大リストラを行いました。出番の少ないギターを全て売り払うという「暴挙」に打って出たのであります。


2019年8月7日(水)#167
「カード払いしたウクレレの金策を練る」
https://ezomomo.com/momo_j/momo_j2019_3.html#167


「65歳をすぎたらエレキ楽器はヤメようと思っているのだ。フラメンコギター2本とドレッドノート1本を残して、あとのギターはぜんぶ処分するつもりでいます」などと書いており、なによりも大事な12弦ギターを割とサクッと売却したのでありました。

その翌日のモモ通ではスペアの弦まで二束三文で手放すという、これまた「今となっては考えられない」暴挙をおこなっていました。

で、結論から言うと、12弦ギターを手放したことを激しく後悔しているのであります。

12弦ギターというのは通常のギター(弦6本)の倍の本数の弦を張ったギターで、ゴージャスできらびやかな音色が特徴であります。「あの素晴らしい愛をもう一度」のイントロの音色ですよ(古いな!!)テレビで海援隊の「贈る言葉」やアリスの「チャンピオン」などの古い映像を見て、ああ12弦ギターはやっぱりいいよな、手放したのは失敗だったか?と思ったりしていたのだ。

ギタリストには誰にもギター・ヒーローがいるものであります。ギターを演奏する人に「好きなギタリストは誰ですか」と訊ねてみたらいい。必ず、誰それ、と具体的な名前を挙げて来るはずです。目をキラキラさせながら答えるにちがいない。

私にとってのギター・ヒーローは誰か?それはザ・バーズ(The Byrds)のロジャー・マッギン(ジム・マッギン)であります。おそらく12弦ギターを弾かせたら世界一という、まさしく12弦ギターの名手であります。リッケンバッカーの12弦ギターを自在に操る彼こそ、私にとっては最高のギター・ヒーローであります。

私の愛用していた12弦ギター「タエちゃん」はいわゆるミニギターであり、何が良いってストリートで弾き語りをしていてお巡りさんが注意しに来たとしても構えたまま走って逃げられるという軽快さが魅力でありました(ぉぃ)。まあそれは冗談で、通常のギターケースに収まるちいさいサイズというのが非常に便利でありました。

しかしこんど買う時はフルサイズの(ドレッドノート型の)12弦にしよう、などと、すでに自分に負けた結論に傾いていたわたくし。

そう、私は12弦ギターを買い直す決意を固めてしまったのであります。

ギターにまったく興味のない方としては「で、その、12弦ギターというのは幾らぐらいするの?」と思われるであろう。そうね30万円ぐらいかな。まともな中古品だと15万円ぐらいであろうか。

しかし私にはそんな財力は無いので中古のボロい12弦ギターをオークションで物色するという、一番ダメな買い方を試みるのであった。

いつも書いていることだけどオークションで買い物なんて博打と変わらないわけで、ことに楽器なんていうのはお店で試奏して買わないと話にならないのであります。音色や弾くときの感触など、とても大事なのであって、そういうもの一切を「賭け」にせざるを得ないオークションなど、危険極まりない買い物なのであります。

でもねえ。お金がないんだよう。

じゃあなんで気に入っていたギターを売りに出したんだよ的につっこみたくなりますが、そのへんを追求しすぎると「詩にたくなってしまう」ので、もう済んだ事としてあきらめるよりほかにない。いまは、もう、気分を変えて、とりあえず買えそうな12弦ギターをエイヤッと落札することだけに集中するしかないのであります。

ということでモーリスのB23というドレッドノートタイプの12弦ギターを落札しました。金額は聞かないでクレ。安くもない買い物であった。これでゴミが届いたらまた「詩にたくなってしまう」んだ。あまり金額のことは考えたくはない。










#48
2020年5月2日(土)
「モーリスB23、ドレッドノート12弦ギターが届いた」

ネットオークションで落札した12弦ギターが手元に届きました。ケースもなく、エアパッキンでぐるぐる巻きにされた状態でやってきたギターを、おそるおそる開封する。

ホコリまみれのボロボロギターが現れました。静岡の人なら

「ホコリまるけ」

とか言うであろう。覚悟はしていたがあまりにもホコリまみれなのでしばし絶句する。ただ大事なのはホコリの有無ではなく楽器としてのコンディションなのだ。弦は切れてるしサビてるしでどうしようもないのだが、とりあえず腹は出ていないしネックの状態もまあ許容範囲であろうか。

前のオーナーからは全く愛されていなかったに違いない。弦の巻き方もすさまじく雑でこれではチューニングどころではないと思う。



きたないギターヘッド周辺

なんだこの汚さは




私は見た目のひどいギターというのが大、大、大っ嫌いなので、とりあえずサビサビの弦を全て取り払ってギターを掃除することにしました。

ボディにはなぞの赤いペイントが垂れており、もう訳がわからない。とりあえずマニキュアの除光液で赤いインク?塗料?のタレているのを落としたり、金属パーツをピカールで磨いたりした。ここで


「当たり前にピカールを持っている女」


というのは、あまりモテないだろうなとか思った(涙)。ちなみにピカールっていうのは金属研磨剤だZE。指板をレモンオイルで拭いたりして、ピカピカのギターに生まれ変わった。

さて、問題は弦であります。近所に楽器屋はないから、すぐにでも買いに走りたいところだがいまはテドロス武漢ウイルスの感染拡大を受けて緊急事態宣言が出ており、外出は自粛したい。申し訳ないな、と思いながらサウンドハウスのネット通販で弦を(スペアを含めて)3セット注文した。ああ、私は宅配便の配達の方の健康を心配してしまうよ。

翌日。佐川急便のお兄さんが弦を届けにきてくれました。感謝感謝。

さて。12弦ギター奏者といえば

好きなモノ:12弦ギターの音色
嫌いなモノ:12弦ギターの弦交換

というふうに相場が決まっております。通常のギターなら弦を6本張れば済むところを、12弦ギター奏者は倍の12本張らねばならないのだ。この面倒くささは半端ではない。ただ面倒なだけじゃなくて、作業がチマチマして張りにくいのがイヤなのよねん。マジでお金を払って楽器屋でやってもらいたいぐらいの面倒くささですが、楽器屋で頼んだら幾らかかるのかもわからない。ビンボ人はやはり自分でやるしかないであろう。

ということでひたすら集中して弦を張る。私は金属弦ギターの弦交換が苦手なので、なおさら時間がかかるけどしょうがない。



綺麗になったヘッド周辺

ヘッド部分 12弦ギターのヘッドというのは美しいな




掃除&弦交換が無事完了。届いた時は「うす汚れたボロいギター」だったのが、いまや立派な「ジャパン・ヴィンテージ」といった趣であります。こうでなくちゃ。

さっそく調弦して鳴らしてみると、ふくよかできらびやかな音色が鳴り響きました。イイネ!!


もう12弦ギターを手放すことはないであろう。私の音楽活動には必須の楽器だ。これからもよろしく、ってな感じであります。










#49
2020年5月6日(水)
「12弦ギターはやっぱりイイね」

ということで12弦ギター生活が復活であります。ボロボロの中古ギターをきれいに掃除して、気持ちよく弾けるレベルにまで戻したものを、ジャカスカと弾いて遊んでおります。

私はやっぱり12弦ギターという楽器が好きなんだなァとしみじみ思った。

フラメンコギターの練習はいっこうに捗らないけど12弦ギターで弾き語るのはいくらでもやっていられる。Moody Bluesの「サテンの夜」とか歌いながら、幸福な時間を過ごしたのであった。

やっぱり私は根っこの部分がフォークシンガー/カントリーシンガーなんだよ。そういうことを思わずにいられない。ギターは唄の伴奏楽器であって、立ってギターを構えて弾き語るのが一番性に合ってる。Eaglesの、初期のカントリー風味の強い曲を演っていると本当に気持ちがよい。

それにしてもすさまじい音量のギターであります。ドレッドノート型と呼ばれる、最も音量が出るボディタイプではありますが、ピック弾きすると12弦のゴージャスな爆音が鳴ります。

調子に乗ってヘヴィ・メタル・バンド、Stryper(ストライパー)の"Soldiers Under Command"を熱唱していたら隣家がサッシをバシンと閉める音が。いやはや、チトうるさかったか。騒音をたててしまい誠に申し訳ない。

ひとつ残念なことは、このギターを入手したタイミングがテドロス武漢ウイルスの大流行期であったということでしょうか。弾くたびに「このギターはあの疫病が流行った時に入手したのだな」と思うのか、と思うとちょっとくやしい。くやしいツイデなので、このギターで現在は作曲中。テドロス武漢ウイルスのときにひきこもって作った曲、というのがあるのも仕方ないだろう。

やっぱり私にとって12弦ギターというのは「なくてはならない楽器」なのだと痛感しています。中古のおんぼろギターではありますが、入手して良かったと思います。これからの音楽活動に大いに役立ってくれることでありましょう。大切に弾こうと思います。










#50
2020年5月8日(金)
「新連載 フルート奏者への道 開始!!」

昨日、トップページにてお知らせしましたように音楽大好き!コーナーにて新連載が始まりました。その名はずばり


フルート奏者への道/ヴェノーヴァ奏者にフルートは吹けるのか?憧れのフルート挑戦記


であります。ここ数日、とくにゴールデンウィーク中に何をやっていたのかと言えば、ずばり、フルート奏者を目指して立ち上がったところだったのであります。くわしい内容は上記コーナーを読んでいただくのがよろしいかと思います。この企画は現在進行形でありまして、たたかいは始まったばかりでありますから、作戦の行く末をモモンガウォッチャーの皆様には生暖かく見守っていただきたいのであります。

人生、なんであれ「新しいことに挑戦する」というのは、とてもエキサイティングな体験であります。「長年あこがれていた」「自分には到底無理だと思っていた」「なんとなくあきらめていた」ことを、エイヤッと実行に移してみるというのはとても刺激的なことです。「年寄りの冷や水」なんて言葉もありますが、実年齢以上に老け込む必要はないのです。私の座右の銘「これからの人生で今日が一番、若い」というのを忘れてはなりません。

人間は不老不死ではないので、残念な事ではありますが、年とともに情熱も減り感受性もすり減っていくのであります。しかし、私は「挑戦するなら今しかない」と立ち上がりました。いまはとても刺激的な毎日を送っています。

正直言って独学でフルートがモノになるとはハナから考えていないので、いずれは教室に通うかもしれません。しかしご存知のようにいまはテドロス武漢ウイルスの感染拡大により、音楽教室は「ほぼ閉まっている」状態です。そういう意味で、フライングスタートをしたと思えばどうという事もありません。長い人生、すべては気長にどっしりと構えて、楽しんで行ければそれでいいと思っています。

コーナーは不定期でアップデートしてゆく予定です。続編がアップされたらまた告知しますので、どうぞ宜しくお願いいたします。










#51
2020年5月13日(水)
「(個人的に)デジタルカメラの時代が終わった」

モモンガウォッチャーの皆様も、いまどき、写真を撮るとなればスマホをお使いになっていることでありましょう。逆に、単体のいわゆる「デジタルカメラ」を使っている人が、どれほどいらっしゃるであろうか。

かく言う私も日常のメモ程度は完全にスマホのカメラ機能を使う生活に移行しております。

「横浜を本気で撮るための機材」

と称して、マイクロフォーサーズのカメラとライカレンズを所有してはいるけれど、もはや今となっては防湿庫で永い眠りについている次第でありまして、デジタルカメラの出番など事実上ないのであります。

そんな具合ですから、機材のリストラに余念がなく、ひとまずは

1.横浜用メイン Panasonic LUMIX G8
2.横浜用サブ  Panasonic LUMIX GX1
3.バードウォッチング用 Panasonic LUMIX FZ70
4.コンパクトカメラ Canon PowerShot SX160IS

の4台があれば余生を楽しめるであろう的な結論に達し、それ以外のカメラをネットオークションで売りに出しているのです。

しかし・・・売れ残る(涙)。

価格をよほど安くしないと入札がきません。私は「自分が買ってもいいなと思える価格」を開始価格にしていますが、それだと誰も喰いついてこないのです。

今は中古デジタルカメラの市場価格が下落しまくって「価格破壊」もしくは「市場崩壊」といったありさまなのだと実感します。むろん、売ればいいというものでもない(そんなに安く手放すぐらいなら手元に置いておいた方がいい)わけですから、買い手がつくまで気長に出品していこうかな、ぐらいの勢いであります。


もうみんなコンパクトデジタルカメラなんて必要としていないんだな
スマホがあればカメラは充分なんだな


と思うのであります。私は安いスマホを使っているのでカメラがいまいちなのですが、たとえばiPhoneあたりになると、ヘタなコンパクトカメラよりもよく写るといいますからね。

かつてすさまじい勢いでフィルムカメラを駆逐したデジタルカメラが、いまは斜陽業界の製品になっているというのは複雑な気持ちになります。

なんにせよ、私の中で確実に「デジタルカメラの時代」が終わったと感じる今日この頃であります。










#52
2020年5月15日(金)
「デジタルカメラ売却益のつかいみちと今後の活動」

前回、「デジタルカメラの時代が終わった」という話をしましたが、私はかつてはフィルムカメラで写真を撮り、暗室でプリントするのをなりわいにしていました。

デジタルカメラの台頭とともにフィルムカメラ勢力があれよ、あれよという間に少数派になり、フィルムや印画紙、現像用の薬品などが「種類が減る&爆裂値上げする」という惨状に陥りました。意を決して暗室作家としての人生から撤退したのが2015年。暗室用品を全て売り払い、そのお金で私の「誕生石」であるオパールのペンダントを買いました。そのブラックオパールは私が写真をやっていた証なのです。フラメンコライブやヴェノーヴァの演奏のときは身に着けていますが、それは「過去の自分の人生を閉じ込めた石」だからなのです。

それにつけても、いいタイミングで暗室から足を洗ったナ、と思うのであります。少なくとも私が写真に全身全霊をうちこんでいる間はまだフィルムも印画紙も潤沢にあったのだ。そして写真をやめたとき、暗室関連の機材がまだ「カネになる」うちに売り抜けた。いまでは暗室用品など売ったところでいくらにもならないであろう。っていうか、買い手がつかず売れないであろう。

こんどは、もう出番のないデジタルカメラを売り払ってお金をつくってフルートを買おうとしています。それでいい、と思っています。何事にも時があり/天の下の出来事にはすべて定められた時がある。(コヘレトの言葉 第3章1節)。人生は移ろい、その過程でいろいろと変わってゆくのだ。私は若いときは写真家・暗室作家であったが、今は音楽をするときなのであります。

(寿命的な意味で)フルートが何年もつ楽器なのかは知りませんが、余生をともに過ごせる一本が買えたならそれでいいやと思っています。少なくともフルートは、売り払うデジタルカメラよりは寿命が長そうですから、売却益で一本のフルートが買えたなら「御の字」でありましょう。

とはいうモノの、前回も書いたように思ったような価格でカメラが売れません。市場価格の下落っぷりには涙がこぼれます。むかしは「カメラはニコン!」でしたが、今の若い人にはニコンのカメラなんて何の価値もないのかもしれないですね。っていうか大丈夫なのかニコンの将来は。いやはや。時の流れというのはおそろしいものであります。

テドロス武漢ウイルスのせいで私たちの生活は一変しました。ハッキリ言って、今後はミュージシャンの生活も真っ暗であります。私はフラメンコバンドでライブ活動をしてきましたが、もう老人ホームなどからライブをしてほしいとオファーが来ることはないであろう。お店にフラメンコライブを見に来る人も少ないであろう。ずばり、これから先、仕事はない(涙)。

音楽教室もほぼ壊滅しております。密閉空間、密集場所、密接場面を称して「3密」といっていますが、感染防止を考えると対面でのレッスンすら難しい。

私は音楽をやっている場合なのか?人生このままでいいのか?それは神のみぞ知る。主が望まれるなら、私の人生はまた違ったものにかわってゆくのかもしれない。

今の私には、先のことは何もわからない。作戦もない。ううむ。










#53
2020年5月18日(月)
「パシオスに洋服を買いに行ってきた」

パシオスから2割引きの優待ハガキが届いたので、おこづかいを握りしめて買い物に行きました。緊急事態宣言下で、ほそぼそと営業しているらしい。閉店したら困るので買い支えしないといけないな、などと謎の使命感をもちつつ出発。

とりあえず秋冬もののモコモコスウェットが暑くなってきたので、春夏仕様のジャージを一本買うことにする。外出するならもうちょっとマシな恰好をしたいところだが、家にたてこもっている分にはジャージが最強なのは否定できないのだった。Tシャツとジャージで充分なんだよね。洗濯も楽だし。

ということでジャージ(下)が980えん。

あとはちょっと気にいったワンピースがあったので試着してみたがイマイチであった。代わりに涼しそうなロングスカートを購入。こっちはおしゃれなので通院とかの外出時に普通に使えそうであります。1,500えん。

両方ともさらに2割引きになり、合計1,984円という信じられないほど安い金額で2つのアイテムをげっと。めでたし、めでたしであります。

このところ家にこもってストレスを貯めまくっていたので久しぶりの買い物は気分良いものでありました。私は買い物でストレス発散するタイプの人間なので貴重な時間となりました。

さーて。明日からまた引きこもるぜい。










#54
2020年5月20日(水)
「ファミコンゲームのプレイ動画というものを見た」

私は今はテレビゲームとかスマホゲームとかの類はまったくやりません。目が悪いこともあってハナから興味がない。ゲームをやること自体がそもそも面倒くさい。

しかしヤング時代(中学生か高校生ぐらいのときだったか?はっきりとは覚えていない)はうちにもファミコンがありました。ディスクシステムというのがついたツインファミコンというものであった。

私はカプコンの「ガンスモーク」というシューティングゲームをよくやりました。西部開拓時代が舞台で、悪のウィンゲート・ファミリーにのっとられ、略奪と暴力につつまれた街をすくうために雇われた2丁拳銃のガンマンとして平和のためにたたかったのであります。私が人生で唯一、ラストのボスを倒しエンディング・ロールを見たゲームであります。なつかしい。

このゲーム、BGMがかっこよくて、「あれをヴェノーヴァで吹いてみるかな」などと思いたち、ネットで検索をかけてみたらこのゲームをプレイしている動画がYouTubeにアップされていたのです。

ただひたすら(どこの誰だか知らない人が)ゲームをプレイするのをアップしただけの動画です。

プレーヤーの人は私と戦いのスタイルが違うかんじで見ていてじれったい気がしました。そこではショットガンを使え!とか、今こそ馬に乗れ!とか、各ステージの最後の敵とたたかうときには手りゅう弾で身を守りつつマグナムを使え!とか、口をさしはさみたくなるほどであります。

それでも懐かしいBGMと、物悲しいGAME OVERのメロディを聴くことができ、たいそう満足しました。

なおBGMの原曲はホ短調(Em)でありましたが、ソプラノヴェノーヴァだと音域が合わないのでイ短調(Am)にするかな、などと思いつつ音符を拾ってみたりしたのですが、途中で面倒になってきました。努力して楽譜を起こしても実りは少ない気がする(そもそも、その曲自体を誰も知らない)。そんな曲を一生懸命吹くのもどうかと思うよね。聴衆もしらけるであろう。

ということで、ヴェノーヴァで「ガンスモークのBGMを演奏」計画は、あっけなく挫折しました(笑)。オーディエンス受けを考えると、やっぱりメジャーな曲をやらないとダメなんですよね。ショー・ビジネス的な意味で。










#55
2020年5月24日(日)
「オートバイのラジコン動画」

いきなりですが私はアマチュア無線家であります。コールサインはJJ1BBP(NATOフォネティックコードで読むと「ジュリエット・ジュリエット・ワン・ブラボー・ブラボー・パパ」)という糞ダサいものであり、必要以上にしつこい「ジュリエット・ブラボー」な感じであります。さいきんは全然オンエアしていませんが、端的に言うと私は


「無線マニア」


なのであります。トランシーバーが大好き。ゆえに、無線機としての携帯電話も好きなので最近は楽天モバイルなんぞの「Rakuten mini」なる超小型スマホを愛用したりしちゃっているのですよ。

余談ですけど昔は無線で「もしもし」「はいはい」をやりたかったらアマチュア無線の免許を取るしかなかった。今は携帯電話(っていうかスマホ)が当たり前なのですが、免許不要で電波を出せるというのは本当に画期的な事なのであります。私なんぞは無線で「もしもし」をやりたいがためにアマチュア無線に走ったクチでありますから、いまは携帯電話を使うたびに感動する。これさえあれば充分だったりするのだよ。いまさら「こちらJJ1BBP、どうぞ」なんてやりたくはない。

さて。最近はドローン操縦のためにアマチュア無線の免許を取る人も多いらしい。私はドローンを飛ばす気などはさらさらないのですが、「もしもし」目的以外で無線の免許を取得する人がいる、というのも時代の流れを感じるのであります。

無線で操縦するものに「ラジコン」がありますね。ドローンもラジコンのひとつであります。ラジコンと言うと小学生のときにお兄ちゃんが持っていたラジコンカーが浮かびますが、車のみならず飛行機やヘリコプターに戦車、果ては船のラジコンもある。

で、ここ数日、私が虜になっていたのがラジコンのオートバイの走行動画であります。YouTubeにたくさんアップされていますが、2輪でちゃんとバランスを取りながら車体を傾けて曲がるその様はすさまじく感動的でありました。おもしろいぞ!!オートバイ好きの私としては拍手喝さいをおくっていたのであります。

しかし自分がやってみたいかどうか、というと話は別であります。動画を見ているとオートバイのラジコンはすさまじいスピードで疾走し、最小回転半径もおおきい感じであります。実際のオートバイと同様、さほど小回りがきかない感じ。よほど広いフィールドが無いと運転に支障が出そうであります。

うちの近所で走らせられそうな場所が無い。

ということでオートバイのラジコンは見てるだけ・・・ということになったのでありますが、ふと、車のラジコンはどうであろうか?と思っちゃったのであります。

そういえば近所の公園でバギーというのでしょうか、オフロード車のラジコンを操縦している人をみたことがあります。

私は視力が悪いのであまりスピードの出る車は目で追うのが難しいと思う。スピードもコントロールできるのであろうか。

ラジコンカーについて、ちょっと調べてみよう。










#56
2020年5月27日(水)
「そもそも、ラジコンカーの値段はいくらぐらいするのであろうか」

ラジコンカーにはおおきくわけて二種類あり、本格的なホビーラジコンと呼ばれるものと、子供向けのトイラジコンと呼ばれるものになるらしい。

ホビーラジコンとしては例えば、元静岡市民にとっては馴染みのタミヤのものがあり、組み立て式(レースなどに向けてパーツを交換し、自分好みの操縦ができる仕様にセッティングできたりする)となっていて、早い話がすさまじく本格的で高価なものになります。送信機などは別売りとなっているので、ビギナーがひとまず安い物ですべてそろえるとなると予算的には2万円台後半から4万円ぐらいであろうか。そして上を見ればキリがない世界です。

しかも「車体を自分で組み立てる」という試練が待ち受けている。

明らかに私にはオーバースペックであります。

私はたぶん「5m走らせたら飽きる」という可能性をおおいに秘めているので、予算をつぎこんで本格的なものを買うのは馬鹿げています。よっぽどハマってしまったとか、そういうふうになったら話は別だけれど、要するにちょっとラジコンカーをいじってみたいだけなのである。

よって、お兄ちゃんが小学生の時に持っていたような、トイラジコンでいいのです。

トイラジコンは対象年齢も低くて、あらかじめ車体も完成していて、操縦するための送信機など必要な機材も一式セットになって売られていて、値段も安い。開封したら電池を入れて遊ぶだけ、ということであります。

できるだけ安くて手軽でおもしろそうなものはないか。Amazonなど見る。イカンな・・・また悪い癖でくだらないものが欲しくなっているぞ。

ちょこっとラジコンカーをやってみたい。そんなことを思いながらネットで情報収集ぐるぐるふにふに。そうこうしているうちに、CCPというメーカーのバギーをみつけました。


CCP ダートストライカー
https://ccp-jp.com/toy/products/item/217/


Amazonでは3,300円で売られているようです。レビューを見ると「すぐに壊れました」とかいって、かなりビミョーっぽいですが、ちょっと試してみるぶんには良いであろう。中古品が半額ぐらいで手に入らないかとネットオークションを覗いてみる。結局、オークションで新品を2,800円でげっと。

またつまらぬものを買ってしまった(テレビアニメ「ルパン三世」の石川五ェ門ふうに)。ラジコンカーなるおもちゃ、果たしてどんなものであろうか。つづく。










#57
2020年5月28日(木)
「CCPのトイラジコンカー、ダートストライカーで遊ぶ」

ということでラジコンカーなるおもちゃを発作的に落札してしまったわたくしであります。そんなもん買っても5分で飽きるだろう!!とか思うのですが、無線マニア的にやってみたくなっちゃったんだからしょうがない。

でもこれがいきなり「タミヤのラジコンバギー買いました。フルセットで5万円です。いまから組み立てます」とかだったら「バカじゃないの!!」ということになるだろうけど、買ったのはしょせん2,800円のトイラジコンなのであります。CCPという、名前をきいたことすらないメーカーの、China製のおもちゃであります。それぐらいならシャレで済むであろう。

お金を払い込んだ翌日。ラジコンカーが家に届きました。

まずそのすさまじいサイズの箱にびっくりしました。もっと手のひらサイズの玩具をイメージしていたので、ひとかかえもあるダンボールが届いた時は度肝を抜かれました。

後輪駆動のバギータイプのオフロードカーであります。ダートストライカーという、男の子の魂に火がつきそうな名前が付いています。「ガンダムSEED」のストライクガンダムのようなものであろうか(意味不明)。

箱をあけるとこれまたいかにも男の子がよろこびそうな、青を基調としたボディのバギーが出てきました。何しろわたしはその巨体にたじろいだのであります。車体も、全長が30cm、全幅が18cmにもおよぶ巨体であります。これ、部屋の中じゃ操縦できないだろう・・・



ラジコンカー

ラジコンカー、ダートストライカー




余談ですがどうせオフロードカーを操るのであるなら、架空のバギーよりも現実に存在するスズキ・ジムニーとか、三菱パジェロとか、そういう車を運転したくなるのが人情というモノであります。私は世の車の中でジムニーが世界で一番好きなのでラジコンを探したのです。あるにはあったが、意外と値段が高かったのでスルーした次第。どうせ走らせて壊すのだろうから、このさい架空のバギーでかまわない、と考えました。

ラジコンカーの車体は単三形乾電池4本、送信機はエレキギターのエフェクターでおなじみの9V角型積層電池を使います。けっこう電池喰いで面倒くさいな。いそいでエネループを充電する。

とりあえず取扱説明書に従って準備をする。いい歳をして何をやっているのであろうか。やっていることとしては20代の若いオトーサンが小学校低学年の息子と楽しむようなオモチャ遊びでありますから、独身のおばちゃんの行動としては相当痛い。故・志村けんさんのネタで「変なおじさん」というのがあったが、ラジコンおばさんも相当変なおばさんだと思う。そうです、私が変なおばさんです。

何しろデカくて部屋の中での操縦をあきらめました。とりあえずサッシをあけて庭で走らせてみることにしました。ベランダを出てすぐのところはコンクリートのタタキ、そしてその向こうは石庭になっているのでありまして、ぐるぐる回るぐらいならできるかな?と思ったのです。



ラジコンカーを庭に持ち出す

走らせてあそぶ




1.車体の電源を入れる
2.送信機の電源を入れる
3.車体と送信機のペアリングが自動で行われる

という手順を踏んで、走らせることができます。

さっそく平らな所に置いて走らせてみる。送信機は左手で持ち、拳銃のように構える。輪っか状のトリガーを手前に引くと前進、向こう側に押すと後退。送信機の向かって右側に小さなハンドルがついており、これを右に回すとステアリングが右に切れ、左に回すと車体が左に向かうという操作方法になります。

ステアリングの切れ角が小さく、あまり小回りはきかないのですが、前後左右に自在に動き回るラジコンカーの動きに圧倒されました。石のガレ場の上でもぐいぐいと前進してゆくさまはまさにオフロードカーの動きであります。何これ楽しい。

しかし狭苦しい私の庭ではステアリングを目いっぱい切って一周させるのがやっとという状態であります。やはり、もうちょっと広いフィールドに行かないとダメだな。近所の公園で誰もいない時間帯に走らせるという作戦をおもいついたけれど、自粛期間中はどうしようもない。

とりあえず15分ほど走らせたでしょうか。私はだいぶ満足しました。ぶつけまくり&石庭で腹すりまくりで車体はもはや傷だらけであります。あーおもしろかった。以上っ。(終わりかよ!!)

ラジコンカーはたのしいけど走らせる場所に問題があるな。静岡にはタミヤサーキットがあったけど東京でラジコンのサーキットなんて聞いたこともない。誰もいない時間帯をねらって(実はラジコン走行は禁止されている)公園にこっそり行くとか無法アンダーグラウンド感が強すぎる趣味ではないか。とりあえず思いつくのは、誰もが寝静まっている深夜2時に家の前の公道で走らせるとかであろうか(←変な人)。おまわりさんがきたら確実に職務質問を受けることになるであろう。


「ラジコンカーは、メカとしては過激に面白いが、趣味として続けるのはちょっと難しい」


というのが私の率直な感想であった。サーキットで走らせてレースとかしたら面白いのだろうな、とは思うけれど、そこに至るにはあまりにも障害が大きすぎる趣味だと思う。週末のたびに静岡のタミヤサーキットまで遠征に行くとか大変な労力ではないか。リュックにラジコンカーを入れて新幹線で行くのか?仮にそういうことをするなら私みたいなトイラジコンというわけにはいかないだろう。本格的な、ナン万円もするホビーラジコンをつかう世界だろうと思う。どう考えても私には無理だ。

空をとぶドローンなんかは都市部では飛行禁止だから楽しむのはさらに大変だろうと思う。

これがラジコンをとりまく実情であった。










#58
2020年5月29日(金)
「発作的に購入したラジコンカーの末路」

ということで前回のモモ通でラジコンカーを買って遊ぶという「アホなんじゃないの?」という娯楽にふけったわたくしでありますが、言うまでもなくラジコンカーは走らせて遊ぶ場所が無いという事ですでに「終了モード」に入った訳であります。

これはアレだね。将来、たとえばラジコン好きなダーリンと知り合ったときまでとっておいて、その時にふたりでキャッキャウフフしながらタミヤサーキットに出かけて走らせることにしよう。

その時まで死蔵しておくという事しかない。

ということで、案の定、引退したのであります。まあいつもの私の「5m走らせて飽きちゃった」という理由ではないのがつらいところです。ラジコンカー、楽しいんだけどなあ。走らせる場所が無いんじゃあ仕方がない。

たばこを吸いたくても吸える場所は無く、楽器をやりたくても鳴らせる場所は無く、ラジコンを買っても走らせる場所が無い。我々の幸せとはいったい何なのであろうか。

しかし想像力豊かなワタシとしてはホビーラジコンというのはドハマリしたらめちゃくちゃ楽しく、そしてめちゃくちゃ金がかかる趣味なのだろうなという気がしました。サーキットに通ってレースして、なんていうことになったら、コーナーリングや直線での加減速テクニックも磨かなくちゃいけないだろうし、それに応じたパーツをセレクトしマシンのセッティングもしなくちゃいけない。実際のオートバイや車でサーキット走行をするようなもので、ラジコンといえどもタイヤなんかは消耗品であろう。

YouTubeでタミヤサーキットでのラジコンカーレースなんか見るとすさまじいスピードで私の視力ではマシンの動きを追いきれない。凄い世界であります。

趣味でラジコンをやっている人は本当にすごいと思う。










#59
2020年5月30日(土)
「ラジコンバギーを運転していたら本当の車に乗りたくなってしまった」

ラジコンカーをぶいぶい言わせていたら、むしょうに「本当の車に乗りたくなって」しまった。

どちらかといえば私は車の運転が苦手です。教習所でものすごく苦労したクチであります。なんていうか空間認識能力が乏しい感じで、車長・車幅感覚がわからない。おおきい車が運転できない。自分と「一体となれる感」としてはオートバイの方が好き。2019年4月頃のモモ通でも、そういうネタを書いていました。


モモンガ通信 2019年4月18日(木)
「結局私には小さいオートバイがお似合いではないのか」
https://ezomomo.com/momo_j/momo_j2019_2.html#102


また同じ内容を書くようでなさけないのですが、私の車選びには三原則があり

・軽自動車(大きい車が運転できない)
・マニュアルシフト(オートマチック車が怖い)
・NAエンジン(ターボ車やスーパーチャージャー車は不可)

ということになっています。まずもって絶対に軽自動車でなければなりません。過去にトヨタのコンパクトカー、ヴィッツ乗りの殿方とつきあったことがありましたが、ヴィッツでさえ全幅が大きいと感じました(汗)。

軽四輪は、道路運送車両法施行規則で定められており、現在の規格(1998年10月に規格改定)は、

・全長 3,400mm以下
・全幅 1,480mm以下
・全高 2,000mm以下
・排気量660cc以下
・定員 4名以下

ということになっています。ちなみに私が子供の時は全長3,000mm、全幅1,300mm、排気量は360cc以下であった。当時を思えばいまの軽自動車はとてつもなくデカいと感じるのであります。360ccから時代を経て、昭和51年(1976年)1月に規格がかわります。全長3,200mm、全幅 1,400mm、排気量550cc以下の時代が私にとっては「黄金時代」で、2ストロークエンジンを積んだ幌屋根のスズキ・ジムニーや、前身のフロンテ・クーペから超絶進化したスズキ・セルボといった宝石のような車が登場した時代であります。セルボなんてデザインが素晴らしすぎて今でもあこがれてしまうわ。



スズキ・セルボ

こんなにかっこいい軽自動車はもう出てこないだろう




私の通った教習所の車はトヨタ・マークIIセダンでありましたが、その巨体をもてあまし、運転にさんざん苦労した私は「大きい車は要らない」「むしろ車体は小さければ小さいほど良い」という結論に達しました。免許取得後、仕事の営業車でカローラセダンに乗ったりしたことはあったけど、それさえ持て余した私の思想はさらに過激化。スズキ・カルタス、スバル・ドミンゴなどのリッターカークラスを経たのち自称「軽自動車限定免許」を標榜して軽自動車以外は眼中にないという車生活を送りました。

車のサイズと同様、私が決してゆずれない条件が「マニュアルシフト車であること」であります。免許を取得した当時は家の車がオートマチックでありまして、これが本当におそろしくてならなかった。自分の意思とは関係なく、アクセルの操作だけでシフトアップ&加速してゆくのであります。こんなおそろしい機構はない。案の定、私はオートマチックの車体を持て余し、ぶつけまくりであった。

私は教習所で教わった通りの事しかできないのだ。左足でクラッチを切り、手でギヤを選択してふたたび左足でクラッチをつなぐ。自分の意思通りのギヤを選択する。自転車やオートバイと一緒。暴走するなどありえない。これほどすばらしい安全装置がほかにあるだろうか。

2019年(平成31年)4月19日に東京都豊島区東池袋で発生した自動車事故、いわゆる池袋自動車暴走死傷事故は2人が死亡、9人が負傷というすさまじい内容でありましたが、殺人者・飯塚幸三容疑者が上級国民であるがゆえに逮捕されないという非常に不愉快きわまりない事件でありました。ブレーキとアクセルの踏み間違いという、オートマチック車ならではの事故であったとも言える。年よりどもは皆、マニュアル車に乗れ!と言いたくなる感じであります。

さて私は世界一、スズキ・ジムニーという軽自動車が好きなのでもし自分が車に乗るなら第一候補はジムニー、と言いたいところですがオートバイと同様、

「走る・止まる・曲がる」

を楽しむにはオンロード車のほうがいいわけで、スズキ・アルトワークスも同じぐらい欲しいのであります。で、アルトワークスはご存知のように最高出力47kWのツインカムターボエンジン(ワークス専用チューニング)でありまして、NA(ノーマル・アスピレーション)派の私にはちょっと贅沢が過ぎるのであります。いまどきドッカンターボは無いよ、と友人は言うのですがやはりターボ車は怖いというイメージが払拭できない。ターボの効いてくる瞬間が怖い。

ということでNAエンジンのシンプルなアルトに目が行くわけです。ワークスではない、普通のアルトの、マニュアル車。Fという最廉価グレードには5MTの設定があるので、これに乗りたい。


アルトF(スズキの公式サイト)
https://www.suzuki.co.jp/car/alto/detail/index_f.html



スズキ・アルトF

アルトF(スズキの公式サイトより)




消費税抜き価格が785,000円!!オートバイか?っていうぐらい安い。私の乗りたいオートバイはスズキのVストローム250ですが、オプションパーツをつけたら値段が変わらないゾ。

アルトF、まずもって私好みなのが車両重量610kg(2WD・5MT)という車重の軽さであります。そして搭載するR06A型エンジンは、直列3気筒DOHC12バルブという素晴らしい機構。いわゆるツインカムであり最高出力は36kW(49PS)/6,500rpm、最大トルクは58N・m(5.9kg・m)/4,000rpmということで、決して強力なパワーの持ち主ではありませんが、これを軽い車体にのせて5速マニュアルでガンガン引っ張って走らせるという、まさにNAエンジン好きの私の好みにジャストフィットなスペックであります。

ボディカラーはピュアレッドを選択したいところでありますな。そして糞ダサいホイールキャップは外した状態で納車してもらいたい。

なんていうふうに考えているとすごく楽しい。私と同じようなことを考えている人は世の中にいるようで、こんなサイトもありました。


ShimoKenSizeさんのサイト SUZUKI アルト F 研究所
https://mihiro.sakura.ne.jp/shimoken/ha36s_alto.htm


アルトのベースグレード「F」を使って
人馬一体感を味わえる旋回特性の追求と
乗り心地を両立し
軽量化と空力性能を追求する事により
ガソリン車での究極の燃費性能を目指し
世界最高レベルのシティコミューターを作ります。


こちらのオーナーさんは5MTではなく5AGSのオーナーさんですが、タコメーターの後付け、ストラットタワーバーの装着など、私のやりたいことをほぼ完璧に実践なさっていて、うらやましい限りです。こういう趣味の殿方とぜひ一杯やりたいものです(私はお酒のまないけど)。たのしい話が聞けそうであります。

現行のアルトはとにかくかっこよいので本当に乗ってみたい車です。理想を言ったらダーリンがスズキ・ジムニーもしくはダイハツ・コペン乗りで自分が赤のアルトFとかに乗れたら最高だな。そんな夢が叶うならオートバイ、スズキVストローム250をあきらめてもいい(謎)。

ということで自分が車に乗るならアルトFという妄想がうずまく夜であった。5MTのアルトFをぶいぶい乗り回したい。休日のドライブで三浦半島を一周したい。楽しいだろうなあ。










#60
2020年5月31日(日)
「アルトFに乗りたくて、狂おしい夜を過ごしている」

ということで前回のモモ通で「車重わずか610kgに直列3気筒DOHC12バルブのエンジン(最高出力36kW)を搭載し、5速マニュアルシフトで操るスズキのアルトFに乗りたい」と書いた私でありますが、買い物依存症の気がある私をもってしても、車を買うというのは不可能であります。そもそも駐車場もないし。

しかし乗りたいものは乗りたい。乗りたいったら乗りたい。

皆様はマニュアルシフトの軽自動車を運転されたことがあるだろうか。もうね、あの運転の面白さは最高としか言いようがないですよ。仮に非力なエンジンであろうとも、エンジンの力をフルに活用して順次シフトアップしながら加速し、路面のアップダウンやコーナーリングに応じて自在にギヤを変速させながらコンパクトなボディを走らせる快感は欲情モンであります。

過去の私ですと、オートバイではTDR80に思い入れが強かったのと同じぐらい、車だとパジェロミニの思い出がきわだっております。DOHCターボの上位モデルも売られている中、あえて3バルブのNAエンジンのモデルを購入し、静岡以西の日本をところせましと走り回った。当時のMMC三菱自動車は「RVにすべてをかけた発狂寸前のメーカー」という感じで、パジェロミニは軽自動車としては異常ともいえるほど上質な軽RVであった。重量があるのでドンくさい車ですが、とくに4000回転から4500回転にかけてのエンジンから聞こえる「キーン」という金属音がもうたまらないほど快感でありまして、私は運転しながらびしょ濡れになっていたのです(意味不明)。

アルトFは車重が軽いから面白さはパジェロミニをしのぐだろうと思うのです。かなり軽快な、スポーティな走りができると思う。3気筒DOHC12バルブのエンジンを文字通り「ブン回して」走ったら絶対に楽しい。2速から3速に入れるあたりの加速感とか想像しただけで私はびしょ濡れになる(またもや意味不明)。



スズキ・アルトF マニュアルシフトレバー

アルトFのシフトレバー これをカコンカコンしたい!!




高校時代の英語の恩師が、もう当時は軽自動車550cc規格の時代であったにもかかわからず、ホンダN360(もちろんマニュアル車)に乗っていて、私は一度だけ乗せてもらったことがあります。先生は鮮やかな左手さばきでシフトチェンジさせながら華麗にN360を操っておられました。N360自体は年式も古いはずなのにものすごく綺麗に乗られていて、おおいに感動したのを覚えています。思うに、あの先生も「車が大好き」なうえに「ちいさい車をマニュアルシフトで操りたい人」だったのだろうと思うのです。私の楽しい思い出の一つになっております。

とかなんとか思いながら街行く車を見ていると、けっこう走ってるんですのよ現行のアルトが。お薬の会社の配達の車とか、うちの近所ではよく見かけます。いいデザインだなあ、と思いながら、まじまじと舐めるように見入ってしまう(変態)。

そんななか、水色のメタリックカラーのアルトを見かけました(グレードは不明)すごくいい色でした。なんだかフランス車みたいですごくオシャレな感じの、個性的な色です。大急ぎで家に帰って公式サイトで調べてみると、フィズブルーパールメタリック(ZJH)という色のようです。画像はスズキの公式から拝借。加工なしの宣伝的引用だから許して下され。



スズキ・アルトF ブルーメタリック

アルトF フィズブルーパールメタリック(ZJH)




これはこれですごくいい色だなぁ。さわやか&涼やか。私は「車のボディはソリッドカラーの黄か赤以外、考えられない」という極端な思想の持ち主ですが、水色のメタリックがこんなに素敵だったとはねえ。なんかシトロエンとかにありそうな、パリジェンヌが乗っていそうな上品な色ではないか。極端に自己主張しないかんじがいい。しかも、糞ダサいはずのホイールキャップが似合って見える。

よくよくアルトの公式サイトを見てみると、他の色も悪くない感じであります。



スズキ・アルトF ブラウンメタリック

意表をついてアーバンブラウンパールメタリック(ZSF)




ダークブラウンは盲点だった。なんかアマミノクロウサギのようなどうぶつ的なかわいさがある。黄色いナンバープレートも似合いそうです。こうしてみるとダークブラウンのパールも「私らしからぬチョイス」という感じで悪くない。「チョコレート色の車にのってます」っていうのもなんだかかわいいし。でも夜間の視認性を考えたらブラウンは却下かな。暗闇にまぎれてしまい私の視力では見えなくなってしまう。それにダークなカラーだと夏の炎天下で暑苦しいんだよね。

それにつけても水色は捨てがたいな。でも私って青は本当に似合わないんだよなあ。やっぱり初志貫徹、ピュアレッドに乗ったほうが後悔しないで済むであろう。ビビッドな色は春夏秋冬いつ乗っても存在感があっていい。



スズキ・アルトF 赤

前回も掲載した私の本命、ピュアレッド(ZUZ)




と、「捕らぬ狸の皮算用」ならぬ「乗れぬ車の色選び」でひとり盛り上がるわたくしであった。あああアルトに乗りたいよう。

車もオートバイも無い青春は暗いな(←まだ青春のまっただ中)。ラジコンカー走らせるだけなんて辛いよ。










#61
2020年6月2日(火)
「(いきなりですが)おつきあいの条件」

かつて付き合った彼氏は、私がオートバイに乗ることに強く反対していた。私がオートバイに乗ることに、まったく理解のない人であった。

理由を問いただしても「あぶないから」「心配だから」しか言わないのである。

オートバイ乗りにとって「オートバイに乗ることを禁じられる」というのは、「おまえの思い通りにはさせないからな」と言われているのにひとしい。間接的に死を命じられているも同然であります。ふざけないでよ!っていう世界であります。

まあ、それから歳月が流れ、私も少しはオトナになったので、仮にオートバイは駄目といわれても、その代わりにマニュアルシフトの軽自動車を所有することを許してくれる人ならいいかな、と思えるようになった(←進歩)。

ということで、私のダーリンとのおつきあいの条件としては


(1)オートバイに乗ることを許してくれる人

(2)オートバイが駄目なら、代わりにマニュアルシフトの軽自動車を所有することを許してくれる人


ということになった。その辺さえおさえてくれれば身長とか年収とか言うのはどうでもいい。そういう意味で「オートバイが趣味な人」、百歩譲って「車が趣味な人」とは話が合うのである。ああ、過去をふりかえればマツダRX-7乗りの彼氏とは結婚できなかったりしたものよ。人生というのはナンとむずかしいのであろうか。

彼氏がオートバイ乗りなら禁じられる心配はないから、私は安心してスズキVストローム250に乗ることができるであろう。あれに跨ってクリスタルラインを走って清里に行けたらもうそのまま天使に囲まれ天国に連れていかれてもいいぐらいだ。

もし、仮にですよ。4輪はいいけどオートバイはだけはやめてくれ、っていう話になった場合でも、車好きで特にマニュアルシフト車が大好きな殿方とおつきあいできるなら、私はオートバイを我慢できるかもしれない。


「いいよ。おれも2ストの幌屋根のジムニーに乗ってるから。色は黄色だけど」


とか言われたら私はその場で私は結婚を申し込んじゃう。マジで。

むろん殿方はお付き合いで遠方のゴルフ場に行ったりするものだから所有する車は軽自動車というわけにはいかないのかもしれない。できればスズキ・アルトワークスMT乗りとかダイハツ・コペンMT乗りの殿方とかにあこがれてしまうが、なかなかそうウマい話はないであろう。いいのである。要するに、私に5速マニュアルシフトのアルトFに乗らせてくれるならダーリンは何に乗ろうとかまわない。

雨の日に私は駅までダーリンをアルトF(5MT)で送迎するよ(←もう同棲している前提)。



モンちゃんの爆弾発言

ダーリンはATのジムニー・シエラでも可、ってお前何様だよ




まあ私がオートバイに乗るのを許してくれる、またはMTの軽自動車に乗ることを許してくれる人が、おつきあいの条件です、というのが今日の結論であります。なんだこりゃ。いいのか?そんなんで。










#62
2020年6月4日(木)
「私はいわゆる『走り屋』ではないので、念のため」

これまでのモモ通で「マニュアルシフト車に乗りたい!」と書いてきたので、私はいわゆる「走り屋」、つまり車を改造したりしながらナントカ峠を「攻める」人ではないかという疑惑をもたれるのではないかと心配になってきたので、あえて書きます。

私は俗に言う「走り屋」ではありません。ましてやドリフト族、果ては暴走族なんていうのは別次元の存在であって、私とは真逆のベクトルに位置する人々です。

私は単なる「旅好き」に過ぎません。

旅するツールとしてのオートバイが好きなのです。

で、前回までの文脈というのは「もしもオートバイに乗れないならマニュアルシフトの軽自動車に乗らせてクレ」っていう話であります。

さんざん「アルトFに乗りたい!!」と叫んできたので、今こう言うとへんな感じもしますが、オートバイに乗らせてもらえるなら車は要らない。

オートバイがあればヨイ。

ひとり旅の道具として考えた時、車は(軽自動車ですら)大きすぎるのだ。私は舗装林道が好きなので、細くて延々と続く道をオートバイで走りたい。山梨県をつらぬくクリスタルラインが、私の一番のお気に入りなのであります。あそこは、大柄な車では走破できない。

やはり一人旅は気軽にオートバイででかけたい。

ということで今回は私が乗りたいと思っているオートバイについて話して、このマニュアルシフトネタを終わりにしようと思います。

オートバイも、歳をとってくると大柄なものは扱うのが大変になってきます。私ももう若くはないですから、できるだけ軽くてスリムなオートバイの方が自分には合っていると感じます。以前乗っていたのはヤマハYZF-R15という排気量150ccのスポーツモデルでしたが、とてもバランスがよくて私にピッタリでした。病気になりさえしなければ手放さずにいたものを。

大柄な250ccなんて乗るのは次回が最後だろうと思います。65歳を過ぎたらもう高速道路とかはあきらめてスーパーカブでいいんじゃないのか?とか思う。私は永遠の34歳というキャッチフレーズで生きていますが現実の今の私はデカくて重いオートバイは勘弁願いたいと思う年齢であります。

ということで最後の大きな旅バイクとして、乗っておきたいのがスズキのVストローム250であります。


スズキ Vストローム250ABS(スズキ公式)
https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/dl250rlzm0/?page=top



Vストローム250

かっこいいオートバイ!!スズキ Vストローム250




スズキが誇る250ccクラスのアドベンチャースタイルのオートバイです。まさに、アウトドアの道具、旅バイクとして(ワタシ的には)最高の1台です。

旅バイクとして素晴らしいのは両サイドとリアにケース(荷物を入れる箱)がオプションで用意されているという点です。私はYZF-R15にワンオフでステーをつくってもらってあえてサイドケースを付けたほどの「サイドケース至上主義者」ですから、純正でオプション部品が用意されているというのはそれだけでありがたい。

低中速域のトルクを重点的に向上させたというSOHC水冷2気筒エンジンを搭載し、装備重量は189kgとヘヴィ級ではあります。要するにデカくて重いバイクです。小型軽量スリムバイク至上主義な私は一瞬たじろぐのですが、昨年のモーターサイクルショーでまたがってきたときの印象は悪くなかった。私の最後の本格的な旅バイクとしてはこれ以上の選択肢は無いと思うのであります。オートバイですからね、もちろん私の大好きなマニュアルシフトであります(6速リターン)。体力の続く限り、乗り続けたい素敵なオートバイです。

Vストローム250でクリスタルラインを走って清里に行きたいであります!!今となっては果てしなく困難になってしまった、私のささやかな夢です。

ということでラジコン動画ネタからはじまった「マニュアル車にのりたい!車に乗りたい!オートバイに乗りたい!」というネタ、このへんでおひらきにしたいと思います。ひゅるるるる〜










#63
2020年6月6日(土)
「号外!!ノドカさん、まさかの初代アルト(2ストエンジンモデル)入手か?」

大変です!!ノドカサンがまさかの初代アルトを入手?という速報が入りました。初代アルトといえば「アルト47万円」のキャッチコピーで大ヒットした550cc時代の軽自動車の花型であります。

初代アルト(SS30V)は1979年(昭和54年)に販売された車であります。排気量550ccの2ストローク(T5B型)エンジンを搭載し、4速MTであります。

ご存知のように私はオートバイでも「2ストロークエンジン」が大好きでありまして、旅の記憶コーナーで「TDR80とわたし 2ストローク・エンジンのエレジー」を書いたことからもおわかりいただけると思いますが、シンプルでコンパクトで計量でハイパワーな2ストエンジンが、とにかく大好き。あの排気音、あのパワー感、あの回転レスポンス、排気ガスの匂い、どれをとっても「官能を刺激する」のであります。

幼少の当時はオートバイではなく車、それもアルトではなくセルボ(SS20型)が憧れの対象でした。クーペスタイルのボディ、リヤに2スト550ccのエンジンを搭載した超過激なスポーツモデル。大人になったらこれに乗りたくてならなかった。当時セルボは相当な人気車種でウチの実家の近所でもよく見かけました。

しかし時代の変遷とともに軽自動車も4ストローク・エンジンへの換装がすすみました。で、私自身は高校生の頃に(まだ売られていた)2ストエンジンのジムニー(幌屋根)に強烈な憧れをいだいていました。ジムニーは最期まで2ストエンジンがつくられた軽自動車でありました。驚くなかれ、2ストのジムニーは1987年まで販売されていたのであります。

そしていまは2020年。さすがにもう2ストエンジンを搭載した軽自動車に乗るなど、ほぼ不可能というほどにまで中古車のタマ数が減ってきました。もう中古車市場をみても2ストのジムニーは見当たりません。そらそうだ。もう絶滅して30年以上が経っているのだ。

そんななかで、まさかの初代アルトですよ!!40年前の車ですよ。しかも色は赤だという。これは買わずにいられませんて。いやぁ、まさかこのタイミングで初代アルトのオーナーになるチャンスがめぐってくるとは夢にも思わなかったZE!私にもいろいろ事情があって悩んだのですがアルト欲しさにすべてを投げうって決意。商談成立!!



購入した初代アルトグッズの湯呑み

湯呑み




ということで、初代アルトの湯呑みを購入ぅ。なんだよそんなオチかよ。何が「当時物」の湯呑みだよ。ハイ解散解散。










#64
2020年6月7日(日)
「(雑談)アルトの湯呑みでお茶をのみつつ」

前回はお遊びが過ぎましたので反省しております。いまの私が車なんて買える訳が無いのであります。ふざけて下らないオチをつけたりして済みませんでした。

ということでアルトの湯呑みでお茶をのみつつ、今日は雑談をしようと思っています。

テドロス武漢ウイルスの感染拡大を受けて、我々は自粛生活(巣ごもり生活)を強いられるようになりました。お出かけしたくてもできない。ということで、モモ通のネタのうち大事な柱である「お出かけネタ」が封じられてしまいました。

家にこもっていて話のネタなどあろうはずがない。

おのずと、物欲にまみれてアレコレとくだらないもの(?)を購入してはそれについて語る、という流れが増えるのであります。

これが通常の女子の場合は「化粧」「ファッション」「ダイエット」「料理」という話題になるわけですが、そういうネタは私があえてやらなくても世の中にはもうウンザリするほどあふれているのであります。今更私がやってもつまらない。

じつを言うと私はずっと欲しくてならないピアスがあり、ネットでそればかり検索しているのでブラウザの隅っこに表示されるターゲティング広告がアクセサリーネタばかりになってウンザリしているわけですが、「ピアスが欲しいです」「貯金してます」「ついに買いました」「嬉しいです」なんて話を綴ったところでおもしろくもなんともない。

やはりモモンガ突撃隊長のわたしとしては、「ラジコンカーを買ってみた」「バギーのラジコンでオフロードを走らせてみたら超おもしれえ!」みたいなアホな話をしたくなるのであります。そういうネタを展開したほうが私自身もたのしい。私は「冒険心をもったおばちゃん」なのであります。

本来の計画としては

「こんどはタミヤのラジコンカーを買ってみた」
「組み立ててみた」
「走らせてみた」

というネタを続け、いずれは宿命のライバルとの出会いとか、ライバルとの死闘とか、そういう少年漫画的な流れで続ける予定でしたが、ラジコンは身近なところで走らせる場所が無いという深刻な問題があって計画は中止となったのであります。

ということでモモ通はしばらくネタ切れです。でもくじけないよ。うふふふ。










#65
2020年6月8日(月)
「走りたい・走らせたい(まだ言ってる)」

往生際の悪い私はまだ「車で走りたい」「車を走らせたい」「風をぶっちぎりたい」「コーナーの先にある世界を目指して駆け抜けたい」などとうわごとのようにつぶやくのであります。

こうなったら、もうここまできたら、走らせる場所が無いのは承知の上で、タミヤのラジコンカーでも買ってしまおうか、などと思い始めたのであります。自分の車で競走したい!!ということで、いつかレースに出る日を夢見て、部屋にラジコンカーを飾っておくのも悪くないかな、と考えた。(←アホ)

しかしタミヤのラジコンカーはすさまじく値が張るのでひるみ、たじろぎ、私は「ううむ」と唸っていたのでありました。これはちょっと衝動的に買うにはハードル高すぎるだろう、みたいな。送信機とかは後回しにして車本体のキットだけを買うにしても1万2万は当たり前の世界なのだ。

なんでもイイから車を走らせたいのよワタシは!!マシンをチューンナップしてたたかいたいのよ!!

とかなんとか言いつつタミヤのサイトを見ながら、メカ・ラビットなんていうものを買ってみようかと本気で考えたりしていたのであります。


タミヤ ロボクラフトシリーズNo.8 メカ・ラビット(両足キック歩行タイプ)
https://www.tamiya.com/japan/products/71108/index.html



タミヤ メカ・ラビット

メカ・ラビットという名のロボット




端的に言えばウサギ型ロボットの組み立てキットであります。上記公式サイトには「ミニ四駆のコースを走れるガイドパーツもセットしました。元気に走るメカ・ラビットだけに、友達を集めてミニ四駆コースを使ってラビット・レースをするのも楽しいでしょう。」などと書かれている。

ラビット・レース!おもしろそうではないか!!しかし冷静に考えるとそんな遊びにつきあってくれる友達などいないぞ!!

ん?
ミニ四駆・・・だと?

世の中にそういうおもちゃがあることぐらいは、名前ぐらいは聞いたことがあり知っています。かつて子供たちの間で「ミニ四駆ブーム」があったということも情報としては知っています(元・静岡市民だし)。ちょうど静岡に住んできたころは90年代中頃の第二次ミニ四駆ブームのまっただ中であったらしい。

ミニ四駆とは何ぞや?というのを、芯だけ話すと、要するにタミヤが発売しているモーターで走る自動車プラモデルであります。両脇を壁で仕切られたコース(サーキット)をいっせーのー・せ!で走らせて勝敗を決めるという単純なもの。

ちょっと気になり、YouTube動画でレースの模様を見てみたところ、すさまじいスピードで疾走しているのを知り度肝をぬかれたのであります。

私は「要するにプラレール(モーターで走る電車のおもちゃ)みたいなものを並べて競走させるだけでしょ」ぐらいに思っていたのですが、そんなヌルい世界ではなかった。それこそ目にもとまらぬスピードで走るのです。そして、コーナーでは曲がり切れずにコースアウトするマシンすらある。なんでも、コースに合わせて微調整するようにパーツを替え、シビアなセッティングを施したうえでレースに挑み、そのコースをいかにして「速く確実にクリアするか」を攻略するのだそうです。つまり周囲のライバルとの戦いであることはもちろん、コース攻略に知恵をしぼってマシンをセッティングする「頭脳勝負」みたいなところもあるのだとか。

ラジコンより敷居が低いうえに、たんなる車のおもちゃにとどまらない奥深さもありそうです。しかも、ヨドバシ・ドット・コムをみてみるとミニ四駆自体が千円ぐらいで買えてしまう。ぬいぐるみより安いぞ!!

そして、レースに出るためのチューンナップ・パーツ(モーターとかギアとかベアリングとか)が数百円〜2千円程度で色々売られており、コースを走らせて上位に食い込むような人たちは各種パーツをとっかえ、ひっかえして、レースに臨んでいるのだとか。

いまはブームではないものの、根強いファンが活動を続けているのだという。ミニ四駆自体はタミヤの定番商品として普通に売られ、新製品も出ている。

面白そうだぞ。つづく。










#66
2020年6月11日(木)
「血迷ったノドカさん、いきなりミニ四駆購入を決意」

前回のモモ通で書いたように、にわかに「ミニ四駆」に興味をもったわたくし。ミニ四駆には「公認競技会規則」と称するきまりごと(レギュレーション)が詳細に定められており、モータースポーツ魂をくすぐるのであります。


ミニ四駆公認競技会規則
https://www.tamiya.com/japan/mini4wd/regulation.html


要するに、電池をひそかに3本積んで爆速化みたいな「無茶な改造」は許されず、決められたモーターや電池、各種パーツの制約の中でたたかうのであります。世界最小のモータースポーツとはうまい表現だナ。これは面白そうだ。

ということで私も工房オフィシャルのレーシングカー(としてのミニ四駆)を一台、購入してみる決意を固めたのであります。もう事実上発狂したようなモンですなこれは。

ここで問題になるのが、「で、どの車種を買ったらよいの?」という問題であります。ヨドバシ・ドット・コムで「ミニ四駆」で検索すると、176件もヒットしちゃうのである。おびただしい数の車種が存在しているのである。

しかも、シャーシ(車の骨組みというか床下の基礎部分のうち、発動機と車輪を除いた部分)だけでも種類がすごい。MSシャーシ、ARシャーシ、MAシャーシ、VSシャーシ、スーパー2、スーパーX、FM-Aシャーシ、って何なんですか。どの車がどのシャーシを採用しているか、が本来は重要な点らしいのだが私には違いがさっぱりわからない。

あとで考えよう(笑)。

ご存知のように私は黄色が好きなのです。これまで乗ったオートバイも黄色ばかり。ヨドバシのページをめくりつつ、黄色のミニ四駆をみつけたのを「コレ幸い」と考えてポチ(速攻)。値段も880円と安いのでこれでいいじゃん的なかんじ。タミヤ公式サイトに寄れば【別にお求めいただくもの】●単3形電池2本、ということで、思いのほか安く済みそうでヨカッタ。「タエちゃん号」と名付けて部屋に飾ろう。いやむしろ「マッハモモンガ」とかそういう速そうな名前をつけたくなる感じか。


DCR-02 デクロス-02
https://www.tamiya.com/japan/products/18650/index.html



ミニ四駆 DCR-02 デクロス02

黄色好きな私にピッタリのマシン




ヨドバシエクストリーム便のすさまじさは「土曜の昼前にポチったのが夕方には届く」というところですな。まさか、その日のうちに配達が来るとは思わなかったYO。

箱を開けてビビる。こんな細かいプラモデル、老眼爆裂な私に作れるだろうか?という感じ。部品点数で言うと数年前に作ったコトブキヤの72分の1スケール・コマンドウルフに較べれば少ないのだが、何しろ細かいパーツが多いのだ。これは失敗したらタエちゃん号の悲劇、まちがいない。

ということで、ちょっとひるんだ。

しかもこれはノーマル状態のキットであり、レースに出て勝つためのパーツは別売りでいろいろ売られているのであった。せっかく作るならちょっとぐらいはチューンナップしたいような気もする。だが、チューンナップするには知識が無さすぎる。

もうちょっと勉強してから製作にとりかかったほうがいいな・・・と、箱をそっととじたのであった。つづく。










#67
2020年6月12日(金)
「ミニ四駆のシャーシの違いを調べているだけで、めまいがしてきた」

人生初のミニ四駆「タエちゃん号」を買ったものの、組み立てる前の事前勉強をやることにした。右も左も分からない私が、いきなり本命のミニ四駆を組み立てるのは無謀であろう。

まずはシャーシの違いを理解しようではないか。私が買ったDCR-02 デクロス-02は、MAシャーシを採用しているとパッケージに書いてあります。何それ?

ここらへんに興味のある方は詳細をWikipediaなどで調べておくんなせえ。



ミニ四駆のシャーシ(例)

たとえばこんな感じ(4種類のシャーシ)




MSシャーシ

ミニ四駆PROに採用。ミッドシップレイアウト、ダイレクトドライブ方式。改造によりレース最強のシャーシに化ける。


ARシャーシ

剛性が高い。メンテナンス性にすぐれる。


MAシャーシ

一体成型。MSシャーシにくらべて整備性が向上。


VSシャーシ

駆動効率が他のシャーシに比べて優位。


スーパー2

フロントバンパーの改良、ビス穴が増えて拡張性が向上。


スーパーX

ロングホイールベース、ワイドトレッドで高い安定性。


FM-Aシャーシ

グレードアップパーツのハイスピードEXギアに対応。



要点だけ書いてもサッパリわかりません。重要なことは「初心者におすすめなのはどれか」という、ただその一点に尽きるのでありますから、ひたすらネットで検索する。あるサイトでMAシャーシを強く推しているのを見つけて胸をなでおろした次第。実のところ、シャーシに関してはそれぞれ長短あり、「みんなちがってみんないい」状態らしいのだ。そんな中で、ひとまずMAシャーシをすすめるサイトを見つけることができたのは有意義であった。また、タミヤの公式で組み立てる動画もアップされているのも助かった。

ひとまずチューンナップのことは脇に置いておいて、まずはノーマルの状態で「タエちゃん号」を完成させるのがよいであろう。つくってみたものの挫折、という可能性だっておおいに有る。製作自体が私には無理だった、となったら「悲惨」の一言でありますから、まずは余計なことは考えずにキットを完成させることを第一目的にして強く生きようと思ったのであります。

じっくり取り組んでみましょう。










#68
2020年6月14日(日)
「ミニ四駆『タエちゃん号』の製作」

2020年6月12日(金)の夕方からYouTubeにてライブ配信された「スープラミニ四駆ナンバー1決定戦 in GR Garage 西宮」を見ていました。

ミニ四駆を愛するYouTuberさんたちが、トヨタスープラのミニ四駆でトーナメント形式で争うレースでありました。いやぁミニ四駆めっちゃ楽しそうだヨ!!



というわけで発作的にタミヤのミニ四駆がやりたくなってしまい、色が好みというただそれだけで選び購入したDCR-02 デクロス-02を組み立ててみることにしました。


DCR-02 デクロス-02
https://www.tamiya.com/japan/products/18650/index.html



DCR-02 デクロス02の箱

かっこいいぞ!DCR-02




ランチを食べた後、神妙に手を洗い、いよいよ製作にとりかかりました。ずばり、老眼との戦いであります。部品が小さい!組み立て説明書の文字が小さい!!作業が細かい!!!読書用の眼鏡を取り出しましたが。これでは威力が足りない。より一層の作業効率向上のためにあわててルーペバイザーなどを準備。

いざ、組み立て開始!!



箱の中のパーツたち 1

箱を開けたらパーツがいっぱい







箱の中のパーツたち 2

はたして組み立てられるのであろうか?




まずはボディの製作であります。黄色い部品にデカールを貼って「派手派手な柄のボディ」にするわけですが、シールを貼る作業がすさまじく大変であった。ピンセットを使いながら指先をプルプルと震わせつつ必死に貼る。酒を呑んでいたら絶対に無理!という細かな作業であった。アルコールをやめて10年以上、良かった、良かったという感じであります。



完成したボディ

完成したボディ かっちょええ




もし仮にたばこをやめていなければここで一服といった感じであります。仕上がったボディのカッコよさに酔いしれる。黄色と黒と白、という乗っていたバイクと同じカラーリングなのでシビれた。こういうのを手にとって、まじまじと眺めながら一服したらさぞうまかろう。しかし私はもうたばこは吸わないのである。ここで一息入れるのはまだ早いのだ。シャーシの組み立てという試練が待ち受けている。

・四隅のローラーの組付け
・モーター回りの製作
・歯車の組み立て

あたりが、壁であります。ミニ四駆はそれ自体にステアリング機能は無く、コースにそって走るものでありますから、四隅にローラーが付いていてそれが壁に接触することでコーナーリングを行うのであります。このローラー周りがやばい。ローラーの直径は12.8mm、挟むワッシャーにいたっては直径5.6mm、取り付けるビスはカメラの部品かと思うような小ささであります。これを前の左右に1個ずつ、後ろの左右に2個ずつ、計6個も取り付けるのだ。もう指先的に不器用な私はヤバいレベル。

感動したのは四輪駆動のメカニズムであります。両軸モーターに直接ギアをかませて前後輪を駆動する。いわゆるシャフトの類を介さないダイレクトな機構でありまして「これはすごいモモンガだな!」と軽く唸ってしまったよ。



シャーシ等の組み立てが完了

下半分もいいかんじに組み上がってゆく




モーターから電池ボックスに至る電気系統も細心の注意を払いながら組み立てる。電源を入れた途端に最高速でバックしはじめた、なんてなったら目も当てられないではないか。しかしそんな心配は杞憂であった。非常にシステマチックなパーツ配置となっており、「配線」「ハンダ付け」などを全く必要としない構造なのであります。シンプルな仕組みながらスイッチ部とかよくできていて感動してしまった。

最後にシャーシに黄色のボディをのせて完成。お見事!!手のひらサイズの四輪駆動車であります。こいつぁすごいや!!



タエちゃん号完成

完成!こんなに小さい四輪駆動車




ためしにフローリングの床の上を走らせてみたら猛スピードで疾走。まさに脱走するアリクイのタエちゃんのごとし。壁に突っ込んだ。これは速い!!

ということで無事に私の愛車「タエちゃん号」が完成しました。さっきから私の中では「マッハGoGoGo」の主題歌が頭の中をぐるぐる回っちゃっているのでありまして、コースを爆走しチェッカーフラッグを受けるタエちゃん号のイメージがアリアリと浮かぶのであった。

私はナンともいえない幸福に満たされたのであります。やっぱり「車輪モノ」はいいなあ。魂がふるえるっ!!つづく。










#69
2020年6月16日(火)
「いずれはミニ四駆コースにデビューしたいのう」

かくして私の人生初のミニ四駆「タエちゃん号」ことDCR-02 デクロス-02が完成しました。すさまじい満足感がほとばしっております。いずれはミニ四駆のコースを走らせてみたい!レースに出てみたい!とか思ったのであります。

タエちゃん号がMAシャーシ採用なので、私は今後もMAシャーシひとすじで生きることに決めました。ほかのシャーシにも際限なく手を広げたら泥沼にハマるのは目に見えているからだ。

そして、MAシャーシのチューンナップについてこんどは検索し始めたのです。実戦で勝てるタエちゃん号を作るにはどうすればよいのか。

うむ、わからん。(涙)


ミニ四駆グレードアップパーツマッチングリスト
https://www.tamiya.com/japan/mini4wd/regulation/1709/parts1709.html



ぬいぐるみとパーツリストの写真

ハルちゃんとパーツリスト




上記リストからMAシャーシ用のパーツをピックアップしているだけでめまいがしてきました。すると、タミヤが私のような超ビギナー向けに必要なものを全てセットにした「スターターパック」というのを販売していることがわかった。


ミニ四駆スターターパックMA パワータイプ (ブラストアロー)
https://www.tamiya.com/japan/products/18647/index.html



初心者向けパックの写真

ブラストアロー




【 キットとパーツ、工具をセットしたオールインワンタイプ 】

ブラストアローのキットと、レース参加に欠かせない基本的なパーツやドライバーなどの工具をワンセットにしたスペシャル仕様です。パーツはアップダウンやコーナーが多いコースのセッティングに必要なトルクチューン2モーターをはじめ、スーパーハードタイヤ(ブラック)、ブレーキセット、フロントアンダーガード、マスダンパー、FRPプレート(フロント・リヤ)をセット。ビスやスペーサーの種類が少なく、安心して組み立てられる内容です。ブラストアローのボディはホワイトカラー、MAシャーシはブラックカラー。3.7:1のハイスピードEXギヤつき。


【 駆動効率を追求したMAシャーシ 】

MAとは、Midship AERO(ミドシップエアロ)の略。ダブルシャフトモーターを車体中央に搭載した、ミドシップレイアウトの「MSシャーシ」、走行中の気流(エアロ)を特に意識してデザインされた「ARシャーシ」。それぞれの優れた特徴を1台のシャーシにまとめあげたのが「MAシャーシ」です。もちろん、これまでに蓄積されたレーシングノウハウをいかして、6個の低摩擦樹脂ローラーを標準装備するなど、走行性能も徹底的に磨き上げました。加えて、一体型のモノコック構造の採用で、組み立てやすさやメンテナンス性もさらに向上するなど、初心者からベテランレーサーまで、また、小さめのコースで行われる街かどレースから、大型の特設5レーンサーキットの公認競技会まで、幅広く対応できるシャーシです。


【 基本スペック 】

●完成時の全長155mm ●全幅104mm ●全高41mm ●ダブルシャフトモーター付き ●組み立ては接着剤不要のはめ込み式


【 別にお求めいただくもの 】

●単3形電池2本


そう、最初に買うべきなのはコッチであった。ヨドバシ価格は1,830円。はじめからレース用を買おうとすると1,830円もする、という事ですな。

ということで、本命の黄色いミニ四駆を改造する前に、初心者向け「オール・イン・ワン・キット」を組んでみることに決めて、これをポチったのであります。工具もついているというのが心強いよね。ブラストアローでチューンナップのノウハウを勉強してから、いずれじっくりメインマシンのタエちゃん号を最強のマシンに完成させたいと思った次第であります。










#70
2020年6月18日(木)
「私はミニ四駆を買ってどうするつもりなのか」

ということでいきなりミニ四駆なる玩具に手を出した私でありますが、いったいどうやって遊ぶつもりなのか?という話が気になるところだろうと思います。

ラジコンカーと同様、走らせる場所が無ければ意味がない。

しかし、なにやら新橋にタミヤのお店があって、そこで走らせることが可能らしいのである。


タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店
https://www.tamiya-plamodelfactory.co.jp/


わが工房は品川区にあって、新橋へのアクセスというのは比較的良好でありますから、将来はここに持ち込んで走らせられたらいいなと思うのであります。いまはテドロス武漢ウイルスの影響で施設が限定的に開場しているようです。いずれウイルス問題が収束に向かっていけば、状況は好転するであろう。

ミニ四駆のコースを常設している模型ショップなども何件かあるようですし、また、東京近郊でもときどき「ミニ四駆イベント」みたいなものが開催されていたようで、ラジコンカーに較べるとハードルは低そうに思われます。

myスペシャルチューンドカーを製作してそれを走らせてバトる、という夢のような遊びができるのだから、ぜひともやってみたいではないか。いいトシをした自分の周囲には「ミニ四駆」なんてやっている人がいないので、なおさら気楽であります。私のひそやかな趣味として細々とでも続けていけたら楽しそうだ。


新橋のタミヤに遠征
 ↓
走らせてみたら、さんざんな結果
 ↓
本気のバトルに目覚める
 ↓
いっそうのチューンナップ
 ↓
ライバルとの出会い
 ↓
劇的な死闘
 ↓
友情が芽生える


みたいな、少年漫画的な展開がリアルで待っているかもしれない。これはぜひとも試してみたい。とまあ、ここまでお読みいただければわかるように私はいささかお馬鹿な生き物なのであります。こういう単純なことで遊びたい。

ということでモモンガ通信的には新たにミニ四駆を始めるにあたり「仲間」を募ろうと思います。初心者の方、ともに楽しみましょう。ベテランの方、ミニ四駆の神髄を教えて下され。それでチーム作りましょう。どこぞの首相のように

「募ってはいるが、募集はしていない」

とか訳の分からないことは言いませんので、興味ある方はメールください。ミニ四駆の話をいたしましょう。そしてテドロス武漢ウイルスが落ち着いたら、新橋で一緒に楽しみましょう。










#71
2020年6月19日(金)
「ミニ四駆スターターパックMA パワータイプ (ブラストアロー)が届いた」

ヨドバシ・ドット・コムでミニ四駆の初心者向けオール・イン・ワン・パッケージ「ミニ四駆スターターパックMA パワータイプ (ブラストアロー)」をポチった翌日、モノが届きました。相変わらずヨドバシエクストリーム便の圧倒的な速さにビビるのであります。



ブラストアローの箱の写真

こんな箱のキットです




ちなみにミニ四駆の大会ルールでは「電池もタミヤ製じゃないとダメよ」ということなので、タミヤの充電池&チャージャーも同時に購入しました。これで、マシンが完成したら即、走らせることができるであろう。

さて。パッケージ写真を見る限り、スターターパックのブラストアローはタエちゃん号と同じシャーシを使っているとは思えないかんじで、オプション部品てんこもりであります。このシャーシを組み立てて、タエちゃん号の黄色いボディをのせればそれでいいのかな、と思うのだが、気になるのはブラストアローの四隅のローラーが赤いことだ。

黄色じゃなきゃヤダ!!

箱をあけてよく見ると、ローラー部分のパーツはタエちゃん号とまったく同一のもので、プラ部品の素材色が違うだけという事がわかった。

つまりパーツの交換が可能であります。タエちゃん号のシャーシをいったんバラし、そのパーツをブラストアロー組み立て時に使用することで「黄色と黒のシャーシ」をつくることができます。

・タエちゃん号(黄・黒色シャーシ)ノーマル仕様 ・ブラストアロー(赤・黒色シャーシ)+チューンナップパーツ

の組み合わせを、

・タエちゃん号(黄・黒色シャーシ)+チューンナップパーツ
・ブラストアロー(赤・黒色シャーシ)ノーマル仕様

というふうに、部品を入れ替えちゃえばいいのであろう。そもそも、今回のブラストアロー購入は「オプションのチューンナップパーツ欲しさで買ったモノ」であり、ブラストアローというマシン自体には全く興味がない。白いボディは「マッハGoGoGo」のマッハ号のようで悪くないと思うが、私の愛車、工房 エゾモモンガのオフィシャルカーは黄色でなければ意味がないのであります。

ということでタエちゃん号のシャーシをばらして、ブラストアローに付属していた赤いパーツで組み直す。後日改めて、タエちゃん号の黄色のパーツを利用してチューンナップ仕様シャーシを組み上げるのだ。今日の所はまず、ブラストアローのノーマル仕様を完成させよう。

タエちゃん号のシャーシから黄色のパーツをすべてはずし、かわりに赤のパーツで再製作してゆく。やばいな。なかなか楽しいではないか。やはり、メカいじりというのは燃えるものがあるな。いま組み付けているのが実際に電池とモーターで走る玩具、ということでかなりの興奮があります。気分は「よろしくメカドック」なのであります(古っ!!)。Tune Up!

そしてブラストアローという車は、数十年前のル・マンで走っていたマシンを思わせるデザインで、思ったよりも悪くない。もともとタエちゃん号についていた黒いホイールもかっこいいし、四隅の赤いローラーがいいアクセントになっている。



ブラストアロー完成写真

ブラストアロー(ノーマル)完成!




そのむかし「超攻速ガルビオン」というテレビアニメがあり、青と白のカラーリングのレーシングカーがロボットに変形するのであるが、ちょっとそれを思い出した。キャラクター原案が私の好きな漫画家、たがみよしひさ氏ということで夢中であった。「ロンリー・チェイサー」というタイトルの主題歌がすさまじくかっこよかった。エンディング曲の「メモリー・ララバイ」という曲も胸にしみるナンバーであったが、なんとこのアニメ、メインスポンサーが倒産して途中打ち切りとなってしまったという悲劇が(涙)。

ということでいい歳をしてミニ四駆なる玩具に夢中になっている私であった。もう今は、フル・チューンド・タエちゃん号の製作に向けて胸をおどらせているのであります。うはははは。










#72
2020年6月21日(日)
「ミニ四駆のケースをどうするか」

先日完成させたミニ四駆、ブラストアローはうちのヤギのぬいぐるみにちなんで「ハルちゃん号」と名付けました。ハルちゃんは私の枕元でいつも元気に跳ね回っているかわいいヤギさんです。

このハルちゃん号をどうやって仕舞っておくか、ちょっと悩みました。ひとまずエアパッキンで包んで適当なタッパーに入れておくことにしましょう。

家にはちょうどいいサイズのタッパーが無かったので、近所の100円ショップに買いに行きました。

CanDoで扱っている「D-5798フィットインパック1350(ライム)」というのがちょうどミニ四駆一台にサイズが合うかんじであります。



ミニ四駆をタッパーに仕舞った

ハルちゃん号のケース  ハルちゃんだよ!!




とりあえずこれに入れて仕舞っておけば踏んづけてぶっ壊す心配もないであろう。ハルちゃんも自分の愛車の上で嬉しそうです。いいなあ。



タッパーに乗るヤギのぬいぐるみ、ハルちゃんの写真

タッパーに乗るハルちゃん




ハルちゃん号はDCR-02 デクロス-02のタイヤを装備し、各種パーツを赤でまとめているのでノーマルのブラストアローとは違った雰囲気があります。これはこれで悪くないです。いつの日かコースを走らせるのを楽しみにしたいと思います。

さーて、次はいよいよレース仕様のタエちゃん号シャーシ製作にとりかかるよ!!










#73
2020年6月22日(月)
「タエちゃん号のシャーシを作る(その1)」

タエちゃん号のシャーシのメイン部分を作ってみようと思います。ベースとなるミニ四駆スターターパックMA パワータイプ (ブラストアロー)で、ノーマル異なる点をピックアップしましょうか。もう話がマニアックすぎて、一般的モモ通読者は完全に置いてきぼりであります。イイんです。このまま続けます。


【トルクチューン2モーターPRO】

カーブや上り坂でもパワーの低下が少なく、加速力に優れたトルク型。テクニカルコースに適したモーターです。


【スーパーハードタイヤ】

標準タイヤに比べてグリップが低いため、コーナーでインを向きやすく、跳ねにくい。


【マスダンパー】

マシンが飛び跳ねてしまった時、着地時におもりが逆方向に動いてバウンドを防ぎます。


【フロントアンダーガード】

ジャンプ後の着地でフェンスに乗り上げてもすぐに復帰でき、完走率を高めるパーツです。


【FRPフロントワイドステー】

9mm、13mm。19mmローラーはもちろん、11mmローラーを規定幅いっぱいに取り付け可能。


【FRPリヤワイドステー】

9mm、13mm。19mmローラーはもちろん、11mm、17mmローラーを規定幅いっぱいに取り付け可能。


【ブレーキセット】

コースのスロープ出入口でスポンジが路面に接触。マシンのスピードをコントロールします。



うむ、これだけ読んだだけでもけっこうな情報が入ってきます。ミニ四駆はステアリング機能(舵取り装置)がないため、放っておくと(スタートさせると)全速力で直進します。

通常のモータースポーツでは「カーブの手前で充分に減速し、曲がりながら加速してゆく」のがセオリーです。ところがミニ四駆はこれができない。カーブに向かって全速力で突っ込んでゆく、というカタチになります。

このため、カーブをどう攻略するか、ということがきわめて重要になります。

ミニ四駆は四隅にローラーが配置されており、これが壁につきあたると内側を向く→内側に舵を切る、という構造になっています。このため、タイヤのグリップが高ければよいわけではない。

一般論で言うと通常、モータースポーツでは「タイヤのグリップが命」であり、ことにコーナーを攻めるためにはハイグリップであることが重要になる訳ですが、ミニ四駆の場合はこれと逆のことが起こる訳ですね。あえてグリップ力の低いタイヤを履き、曲がりやすくするということですね。

最初に組み立てたタエちゃん号についていたタイヤより、あきらかに硬質で、幅の細いタイヤがついています。したがって、このタイヤをつけるために専用のホイールを履くことになります。なるほどねえ。

コーナーリングと同時に重要になるのがコースの起伏です。上り坂と下り坂をどう攻略するか。先にも触れたようにミニ四駆自体は坂があろうがなかろうがひたすら全速力で直進するだけのおもちゃですから、スピードのコントロール、特に減速は「あえて尻を路面にこすりつけてブレーキをかける」という構造になっています。また加速については、モーターの力だけが頼りになります。減速→加速→減速→加速とくりかえされるテクニカルなコースだと、立ち上がりのパワフルなトルク重視のモーターが重要になる、ということでしょうか。

早い話が「ただ単に直線を走らせて競う」のなら、ギヤ比の高い最高速度重視のセッティング&ボディの軽量化のみで勝てるわけですが、コーナーと起伏をおりまぜたテクニカルなコースをバランス重視で攻略するなら、おのずと


ミニ四駆スターターパックMA パワータイプ (ブラストアロー)


に付属するパーツ構成のようなかんじのチューンナップに落ち着くのでありましょう。なんとなく理屈がわかってきました。



デクロス02シャーシ

デクロスチューンナップシャーシ1




ということでトルク型モーターとパワー重視系のギヤ比をくみあわせたシャーシが出来上がりました。これにスーパーハードタイヤが組み付けられています。

このあとは、これに各種チューンナップを施すことになります。










#74
2020年6月23日(火)
「タエちゃん号のシャーシを作る(その2)」

今回はいよいよミニ四駆の「タエちゃん号」にチューンナップパーツの取り付けを行います。

具体的に言うと

【フロント】ワイドフロントプレート及びアンダーガードの装着

【リヤ】ワイドリヤプレート、マスダンパーセット、ブレーキセットの装着

という感じでしょうか。もはやコアなモモ通読者といえども「ついていけない世界」になっていると思います。イイんです。工房 エゾモモンガはつねにゴーイング・マイ・ウェイなのです。

日曜日の午後、神妙な顔をして手を洗い、心をきよめて主に祈りを捧げてからいざ製作開始。すさまじいほどに小さいパーツ類に発狂寸前であります。



小さいネジやワッシャーなどのパーツ

上の単三形乾電池との大きさ比較でパーツ類の小ささがおわかりいただけるだろうか




ピンセットを持つ指先の震えがどうにもならない。ニコチン中毒の名残であろうか。とにかく細かい部品をパズルのように組み立てていきます。ひぇ〜。

約3時間の激闘の果てに、タエちゃん号のシャーシが完成しました。なんで四隅に棒が出ているのか?とか素人的には謎が尽きないわけですが、とにかく「ミニ四駆スターターパックMA パワータイプ (ブラストアロー)」のチューンナップパーツがタエちゃん号に搭載されたのであります。


さっそくタエちゃん号のボディをのせて、その雄姿を見ることにする。おお!まさにタエちゃん号の完成形ということだな!!



完成したタエちゃん号

これがタエちゃん号です!







完成したタエちゃん号をななめ後ろから見た写真

かっこいいぞ!




これが工房 エゾモモンガのオフィシャルレーシングカーということになります。だから何?たかがおもちゃじゃん、って思ってしまったそのアナタは夢とロマンが足りない。現実のモータースポーツに参入するというのはすごく大変な事なのだ。

F1に参戦する、となったら何十億、何百億という単位のお金がかかる世界であろう。スポンサーになるのも、スポンサーをあつめるのも大変なことだ。

自分のオートバイでサーキットを走る、ということをやろうとしたってマシンの準備だけで100万単位でお金がかかる。それが「世界最小のモータースポーツ」ミニ四駆なら、わずか2千円で参入できるのである。これはなんとも夢のある話だ。

そしてもし、もしですよ。ある日タミヤの公式戦に出て、並み居る競合が脱落する中、素人チューンのタエちゃん号がじわじわと順位を上げて「消去法」的にトップに躍り出て、奇跡的にチェッカーフラッグでも受けようものなら

「公式戦で一勝」

という実績すらついてきちゃうのである。そんな妄想をしているだけで楽しいではないか。いや、じつは勝てなくてもよいのだ。私には勝ち負けなどどうでもよいのだ。むろん勝てれば勝つに越したことはないが、そこにこだわりすぎると大事な愉しみを見失う可能性もある。

自分には公式にモータースポーツに参戦するマシンがある、というだけで胸は熱く燃えるのであります。わかるかなぁ。わっかんねえだろうなぁ。










#75
2020年6月24日(水)
「かくして、工房のオフィシャルレーシングカーが誕生した」

前回のモモ通で書きましたように、工房 エゾモモンガ公式レーシング・ミニ四駆の「タエちゃん号」が完成しました。こんなに嬉しいことはない。

いずれ、新橋の「タミヤ プラモデルファクトリー 新橋店」に出向いて、走行させてみたいと思っています。私の夢を乗せて走るレーシングカーでありますから、実際にサーキットを走るのを見たら、私はたぶん泣くと思う。

たかが2千円のおもちゃであるが、ここまで感情を移入できるというのは素晴らしいことであります。

ミニ四駆ブームの頃は子供たちが自分の愛車を持ち寄ってサーキットでバトルしていたのだな。良いなあ。私も息子が欲しかった。そして息子がマシンのセッティングの面白さに目覚め、将来はエンジニアでも目指してくれたなら私は最高にシアワセであっただろう。(もはや叶わぬ夢)

ということでタエちゃん号も「いつの日か迎える勝負の日」に備えて、タッパーに入れて保存しておく(飾っておく)ことにしましょう。幸せだなぁ。

ということで今回のモモ通では「みんなもミニ四駆つくって一緒に新橋のタミヤに行きましょう」と緩く募集するのであります。

一緒に世界最小のモータースポーツを楽しもうYO。

レーシング・ミニ四駆は残念ながら家では走らせることができない。家で走らせる周回コースが売られているようだけど、設置面積が広すぎて私の狭い6畳間(モノであふれて寝る場所を確保するのがやっと)ではコースを敷設することができないのだ。

ということで工房 エゾモモンガのオフィシャルレーシングカー製作プロジェクトはいったんこれで完結であります。つぎはサーキットに実際に走らせに行ってから、新たなネタが投入できることでしょう。かなりマニアックな内容だったので読者の皆様は退屈だったかもしれませんね。私はすごい興奮しているのですが、この熱い感動が皆様に伝わると一番うれしいのだけれど、難しい話ですな。










#76
2020年6月26日(金)
「自粛期間中はオフロード用ミニ四駆を庭で走らせてあそぼう」

かくして工房 エゾモモンガの夢をのせたオフィシャルレーシングカーが誕生し、はやくも「ミニ四駆」にハマりつつある私なのであった。

タエちゃん号かっこいいよ(ニヨニヨ)。

しかし、いまはテドロス武漢ウイルスのせいでサーキットを存分に走らせる夢が叶わないのであります。新橋のタミヤに行きたいが、ミニ四駆サーキットは限定的な利用にとどまっているようです。

当面は遊ぶことができないのか・・・

しかし今回、ミニ四駆について調べまくったおかげで「サーキットではなく、オフロードを走らせて遊ぶタイプ」があることを知ったのであります。人呼んでワイルドミニ四駆シリーズ。

巨大なタイヤをはいたリフトアップ系4WDのプラモデルが各種売られています。


タミヤ 1/32 ワイルドミニ四駆シリーズ
https://www.tamiya.com/japan/products/list.html?genre_item=301020


かつえ私の友人がハイラックスサーフの実車をこんなかんじのリフトアップに改造していて「乗りづれえ、走りづれえ」と言いながら楽しそうに操っていた。こんなプラモデルをつくってウチの石庭で走らせたらおもしろいのではないか、ということで、80年代のSF映画に出てきそうなメカであるワイルドザウルスを購入してみた。



ワイルドザウルス

タミヤ公式サイトより ワイルドザウルスの写真




80年代に思い描いた未来ってこんな感じだったなあ、というかっこいいデザインではないか!

レース用ではないので気軽に組み立てる。よく練られた4WD機構に感心しつつ、パチパチと組んであっという間に完成。ミニ四駆のいいところは難しくない点、接着作業がない点だな。プラ部品を立体パズルのように組んでいけばたちまち完成する。本当は塗装技術があればいいんだろうけど、私には無理ずら。

走らせて遊ぶ。4WDですさまじい悪路走破性。サスペンションが無いのですぐにひっくり返るのはご愛敬。ギヤ比の関係で「低速だがトルクフルな走り」にセッティングされているのでグイグイと力強く走る。やばい楽しすぎる。庭で走らせてるだけなのに超たのしい。おかげで時間があっという間に流れ、私は蚊にさされまくってしまった。



ワイルドザウルス完成

完成したワイルドザウルス




ワイルドザウルスはデザインが秀逸であります。私のような古い感性だとものすごくかっこいいと思える。気に入りました。

ガシガシ走らせてズンズンとコケさせていたらデカールがボロボロになってきた。アンテナのパーツも折れそうだ。まあ、ええんでないの。



庭で走らせて遊ぶ

庭を走らせて遊ぶ




ということでワイルドミニ四駆もなかなか面白いですぞ。このぐらいのサイズで、これぐらいの速度で走るラジコンカーがあればいいのにな、と思った。

とりあえずサーキットデビューまではこんな感じで根暗に遊ぼう。










#77
2020年6月27日(土)
「ミニ四駆、実戦ではクラッシュすることすらあるという話をきいてビビる」

ミニ四駆スターターパックMA パワータイプのシャーシを有するわが工房のオフィシャルレーシングカー1作目「タエちゃん号」を見ながらニヨニヨしているわたくし。

かっこいいなあ(嬉)。

いつの日かこれでレースに出れたら楽しいだろうな(ルンルン)などと浮かれていたのですが、YouTubeなどで実際のレース動画を見ていると、そんな呑気な世界ではないこともわかる。限界までフル・チューンしたミニ四駆は、立体コースでジャンプすることなど「当たり前」で、高速コーナーでコースアウト、なんていうことも頻繁に起こりうる。コースから外れて落下、もしくは壁に激突、ってな事になれば「パーツが曲がった」「外れた」「折れた」「壊れた」などということも珍しくはない。

私はちょっとひるんだ。

この、世界に一台しかない工房 エゾモモンガのオフィシャルカー、タエちゃん号がクラッシュして終了する、などという事態には耐えられないな、と思った。何しろマシンがかわいくてかわいくてしょうがないのだ。これは、なんていうか、私のレーシング魂が具現化した試験的完成品であって、モモンガ博物館で大事にとっておきたい感じがするのである(←この時点で弱気)。

せっかく完成させたタエちゃん号がコーナーで吹っ飛んでぶっこわれる、とか精神的にタエられそうもない。

話はちょっと飛ぶが、オタク系趣味の人がマニア的グッヅの同じものを3個同時購入し「保存用」「観賞用」「布教用」に使い分ける、なんて話を聞いたことがある。

これに倣い、タエちゃん号は「殿堂入り」として動態保存し(保存用)、同じキットをもう一度買ってきて「タエちゃん2号」とし、こちらは改造しまくりながら実戦に投入する(実戦用)、という2台体制にしてはどうだろうか、なんてことを考えた。

つまり初代タエちゃん号は現状のままで美しい完成形、工房の伝説、いわば「プロト・タエちゃん」としてモモンガ博物館に展示、ということで家で飾っておくのである。レースには出さない。眺めてニヨニヨする。そして、レース用のタエちゃん号をもう1台つくって(タエちゃん2号)、そっちはクラッシュ上等のレース向け、本格的に戦うためのマシーンとしてブラッシュアップしてゆくというスタイル。どうだろう?

布団の中で眼をギラギラさせながら「それしか道は無いな」と思いましたね。

ということでさっそく、DCR-02 デクロス02のキットをもう一個注文(笑)。これに、レースに必要なパーツを組み合わせて「実戦用タエちゃん2号」をつくることにした。

もはや、発想がマニアだな・・・ということでこの話はまだ続くよ。










#78
2020年6月29日(月)
「タエちゃん2号の製作」

ヨドバシでポチったミニ四駆、タエちゃん2号のベースとなるDCR-02 デクロス02が届きました。加えて発注したパーツは下記の通り


【基本性能アップパーツ&ギヤ】

・15355 MSシャーシ用 ハイスピードギヤ(4:1)


【モーター】

・15487 トルクチューン2モーターPRO


【セッティング用パーツ】

・15405 フロントアンダーガード
・15476 ファーストトライパーツセット
・15490 サイドマスダンパーセット


これらを装備した状態を「初期設定」とみなし、あとは実戦に投入して必要なパーツをとっかえ、ひっかえしてゆこうという作戦であります。

ブレーキセットは今回は見送りました。あとで必要性を感じた時点で装着すればよいと考えています。

ミニ四駆の話がどんどんマニアックな方向にすすんでいるので読者の方は置いていかれていると感じるかもしれませんが、やはりつっこみたくなるのは


なぜ「工房 エゾモモンガのオフィシャルカー」がエゾモモンガの「モンちゃん号」ではなくて(アリクイの)「タエちゃん号」なのか


という点に尽きるかと思われます。エゾモモンガのモンちゃんの名前が付いているなら納得しますが、名前の由来が池袋のタエ(サンシャイン水族館に実在するミナミコアリクイの名前)というのはどうしてなんだ!という話になろうかと思います。

じつのところ、工房を開設した2003年当時は私の好きな動物はエゾモモンガしかいなかったのです。はじめて北海道を訪ねたときにおみやげでエゾモモンガのぬいぐるみを買い、実際のエゾモモンガのかわいさを知って「私は断固エゾモモンガ党」と自覚したのであります。

当時、アリクイはノーマーク状態。全く興味が無かった。

ところが、池袋のタエが脱走事件(第一回:2005年6月、第二回:2008年9月と二度にわたり脱走)を起こしてニュースになった時に私はミナミコアリクイという動物を知り、その愛らしい姿にメロメロに魂を抜かれたのでありました。

その後はコアリクイ(ミナミコアリクイ)にとどまらずオオアリクイまで好きになってしまい、工房の名前を「アリクイ」に改称したほうが実情に合うんじゃないか的な状況にまで変化しているのです。

気づけば部屋にあるぬいぐるみの数もエゾモモンガよりもアリクイ団のほうが圧倒的多数を占めるにいたっており、「アンタが好きなのはエゾモモンガなのかアリクイなのかはっきりしろよ!」的な感じになっております。でもしょうがないんだぁ。エゾモモンガもアリクイも好きなんだぁ。

工房 エゾモモンガのオフィシャルレーシングカーをつくるにあたり

「モンちゃん号」(エゾモモンガ由来)
「タエちゃん号」(ミナミコアリクイ由来)
「アンちゃん号」(私の洗礼名&オオアリクイのぬいぐるみの名前由来)

の名前の候補が挙がったわけですが、ミニ四駆の素早い動きはミナミコアリクイのすばしっこい動きを連想させるものがあり、また、ずっと黄色のオートバイに「タエちゃん」と名付けて乗り継いできた私としては、黄色いマシンはタエちゃんと呼ぶのが一番しっくりくるのであります。

だからタエちゃん号なの。

つまり、ひとことでいえば「私自身はエゾモモンガで恋愛対象がアリクイ」ということになっているのです。うむ、余計に意味がワカランな。スマン。










#79
2020年6月30日(火)
「真の意味での工房オフィシャルレーシングカー『タエちゃん2号』の完成」

完成しました。今後、じっさいにレースに投入するための、真の意味での「たたかうマシン」、タエちゃん2号であります。



タエちゃん2号完成(フロントビュー)

タエちゃん2号(フロント)







タエちゃん2号完成(リヤビュー)

タエちゃん2号(リヤ)




コースアウトしてしまう可能性を極力避け、マシンの安定性を最優先としたい、ということで積極的にマスダンパー(可動式のおもり)を採用したのが特長です。

マスダンパーと言えばF1でルノーが採用したものの、のちに禁止されてしまったテクノロジーですな。サスペンション機能をもたないミニ四駆においてはきわめて有効であろうとおもわれる車体制御機構であります。はやくレースに出て私の理念が正しいことを証明したいZE。

さっそく走らせることにしました。新橋のタミヤにいくつもりでしたが、なにやら利用手続きを読むと本格的であり、そこまで本腰を入れてやろうというものでもなく、今回はあくまでもサラッと試走できればよいということでご近所にあるコジマ(家電量販店)のミニ四駆常設コースへ行きました。

緊張しつつ電源を入れ、コースに置く。タエちゃん2号はすさまじいスピードで疾走をはじめました。







いや、私はミニ四駆が目の前を走るのを初めて見たのですが、これには感動しましたね。

・自分が完成させたマシンである
・素晴らしいスピードでコースをなめるように走っている
・見た感じ、安定感が抜群である

自分の夢を乗せたマシンがサーキットを爆走しているわけですよ。すごいスピードで。コースアウトすることもなく。涙が出ないわけがない。

チーム監督兼メカニック兼レースクイーンの私は踊る魂にわきたっていたのであります。「ミニ四駆で自分のレーシングカーを完成させるプロジェクト」は無事に成功したのでありますから、こんなに嬉しいことはない。



タエちゃん2号に描かれたエゾモモンガのイラスト

マシンにはエゾモモンガのイラスト入りです







サーキットのタエちゃん2号

サーキットの様子







スタート位置のタエちゃん2号

コースのスタート位置に置かれたタエちゃん2号




タエちゃん2号はまさに「黄色い稲妻」であった。それはかつての私のオートバイを見るようで、本当に泣ける画であった。ヤングのどか、またの名を「本牧の青い狼」が復活したに等しい出来事でありました。いまの私は心を病んで薬漬けでサーキットをオートバイで走るなんてことはできないわけだけれども、ミニ四駆が私の心をのせて走ってくれる。こんなに素晴らしい事があろうか。

走るミニ四駆を見ながら泣いてるおばちゃんというのも絵的にやばいので、適当なところで切り上げました。せっかくなんでミニ四駆売り場を見る、チューンナップパーツとかいろいろ売られていてやばいなこれは。

というわけで工房 エゾモモンガの真の意味でのレーシングカーが誕生したのであります。












モモ通2020年第1期 ← 工房 エゾモモンガ 最初のページ → 2020年第3期